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これは夢なのでは？とやっぱり半分疑いながら、大人になっていた“大介”と会話をする。
カクテルが注がれたグラスを片手に、チラリと私を横目に見て話す大介を見るたび、なんかもう私が知っている子どもの“大介”では無いのだなと強く実感して。
たどたどしくなってしまう。
「中学生以来？」
「そーかも！挨拶とかはしてたけど、こうやって話すのはまじで中学以来とかだよね」
「だよね。元気そうで良かった」
「まーじ元気だよ俺。」
「そうだ。デビュー、してたね。おめでとう」
「知ってくれてたのか！ありがとー。やっとよ。俺もう29だし」
「でも、入所した時からずっと一緒にやってた子たちとデビューしたよね？」
「そう！よく覚えてんね！？」
大介のこと割と本気でだいっすきだったからね。
なんて言えるわけもなかったけれど、中学生の時たまに話した時に聞いた“阿部ちゃん”“翔太”“照”という名前の人たちと一緒にデビューしていたことはちゃんと知っていた。
久しぶりなはずなのに、失恋したばかりのはずなのに、私を見て目を輝かせて嬉しそうな大介の顔を見て、顔が綻んでしまう。
そして、そんな私を見て「あ！笑った」と、大介は言った。
「なにそれ、笑っちゃダメなの？」
「うーん別に。Aは元気無さそうだなって思ってたから！」
不意な言葉にどくんと打つ胸。
大介は昔から私のちょっとした変化に敏感だった。
それはしばらく時間が空いたはずの今も変わらないようで、大介のその大きくて綺麗な瞳に見透かされそうになる。
「別に、何もないけど」
「嘘じゃん！Aっていっつも俺に話してくれないからさ自分のこと」
「そう？」
「うん、俺ばっかり自分の話してた記憶ある」
「それなんかの間違いじゃない？大介もっと物静かな子だったよ」
「いや、俺Aの前だけでは明るい奴だったよ」
“Aの前だけでは”
っていう言葉が胸に溶ける。
そうやって私だけを特別扱いしてくれるところも変わってない。
今度は真剣な瞳で私のことを見つめてきて、ドキドキと鼓動が早まる。
こんな顔、昔はしなかったじゃない。
ていうか私今、顔赤くなってない？なんかまた惚れそうになってない？惚れやす過ぎない？私！
ふわっとしたピンクの髪、綺麗な目、鼻筋、薄く伸びた嘴、全てが変わっていないのに変わっていて、それでいて物凄く綺麗で。
大介の言葉に顔を逸らすことしかできなかった。
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minmin(プロフ) - 花子さん» 毎度コメントありがとうございます！喜んでいただけて嬉しいです！ (2022年3月19日 0時) (
レス) @page43 id: 1eb423545c (このIDを非表示/違反報告)
花子 - うわあああ(TT)♡♡♡もう今回ばかりはこの興奮を文字に表せません。いつも語彙が壊滅的ではありますが(笑)兎に角最っ高です(TT)♡ (2022年3月18日 20時) (レス) @page42 id: 6a4a78fe0e (このIDを非表示/違反報告)
minmin(プロフ) - 花子さん» 男らしい部分とのギャップ感じていただけで嬉しいです！ (2022年3月18日 16時) (レス) id: 1eb423545c (このIDを非表示/違反報告)
花子 - 半袖姿を想像してにグッ。ときちゃいました(^^)♡この３ヶ月がどんな３ヶ月になるのか考えただけでドッキドキです！更新有り難うございます♡ (2022年3月17日 20時) (レス) @page40 id: 6a4a78fe0e (このIDを非表示/違反報告)
minmin(プロフ) - 花子さん» LINEはこだわって書いてるので嬉しいです^_^ (2022年3月17日 10時) (レス) id: 1eb423545c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minmin
| 作成日時：2022年2月26日 1時
