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次の日、はぁ…と大きくため息をつきながら、会社で同僚たちとランチを取る。
昨日の大介が脳裏からこびり着いて離れなくって、私どうしたらいいのかわからなくって。
いっそ好きだと言ってくれれば、私だって何か答えることができたのに。
こんなむしゃくしゃするような関係が嫌いかもしれない。
「なんか最近A、浮かない顔してる」
「んん〜？そう？なんでもないよ」
「出た！またそれ？Aって本当自分のこと話さないよね」
「もっと人のこと頼れば良いのに」と肩を落とす優しい同僚。
そして、どこかで聴いたことある言葉。と思い、思い返せば、大介もそんな事を言っていたような気がする。
こんな時まで頭に出てくるから、どうにかしてほしい。
「…そういう時もあるでしょ。…あ、そうだ」
「んー？何これ」
「ケーキ。昨日久々に会った幼馴染に貰ってさ」
昨日大介からもらったケーキ、箱を開ければ２切入っていたので、今日持ってきた事を思い出した。
テーブルの上に、「どうぞ〜」と綺麗なその箱を乗せれば、同僚は「えっ！？」と目を丸々に丸めた。
「これ！今めっちゃ人気のやつじゃん！」
「え、そうなの？」
「うんそう！知らないの！？買うのに何時間も並んだって話とか聞くよ」
「う、嘘でしょ」
「本当！見てこれ！私もずっと食べてみたかったの〜。でも高いし人気だしで諦めてたからビックリ」
見てみて！と差し出される同僚のスマホを見れば、Instagramで何万件と投稿されている、そのケーキ屋さんの写真。
どれもオシャレで可愛くて、思わず目を見張るような写真ばかりで。
ここに…わざわざ行って買ってきたの？と思わず聞きたくなる。
渡す時は「これよかったら」くらいだったのに。何してんの。暇じゃないんでしょ！
と思いながらも、しっかりめちゃくちゃ嬉しい私。我ながら、悉く単純だと思う。
「大介ってば…」
「ダイスケ？幼馴染って…男から貰ったのコレ」
「あ」
思わず呟いた私をみてニヤニヤし出す同僚。
「その人Aに気あンじゃないの！」
「いや、それは」
「あー！だから最近あんな浮かない顔してたのか！モテる女は辛いねぇ」
ゴツゴツと肘で突かれながら、目の前に置かれるケーキを見る。
「やっぱり無し。コレは私が食べる」
「えっ！？ねぇ、そんなのアリ！？」
慌て出す同僚を横目に、テーブルの下で大介にLINEを送った。
Aケーキありがとう。また今度お礼するね
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minmin(プロフ) - 花子さん» 毎度コメントありがとうございます！喜んでいただけて嬉しいです！ (2022年3月19日 0時) (
レス) @page43 id: 1eb423545c (このIDを非表示/違反報告)
花子 - うわあああ(TT)♡♡♡もう今回ばかりはこの興奮を文字に表せません。いつも語彙が壊滅的ではありますが(笑)兎に角最っ高です(TT)♡ (2022年3月18日 20時) (レス) @page42 id: 6a4a78fe0e (このIDを非表示/違反報告)
minmin(プロフ) - 花子さん» 男らしい部分とのギャップ感じていただけで嬉しいです！ (2022年3月18日 16時) (レス) id: 1eb423545c (このIDを非表示/違反報告)
花子 - 半袖姿を想像してにグッ。ときちゃいました(^^)♡この３ヶ月がどんな３ヶ月になるのか考えただけでドッキドキです！更新有り難うございます♡ (2022年3月17日 20時) (レス) @page40 id: 6a4a78fe0e (このIDを非表示/違反報告)
minmin(プロフ) - 花子さん» LINEはこだわって書いてるので嬉しいです^_^ (2022年3月17日 10時) (レス) id: 1eb423545c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minmin
| 作成日時：2022年2月26日 1時
