20 sakuma ページ22
『俺と、友だちからもう一回やり直してみない？』
『ずっと、繋がってようね』
『俺、Aのこと気になってるんだ。ていうか、好きかも』
まずい。自分でもまずいってよーく分かってる。
引かれてるかもしれない。なんて思うけど、もう遅い。
Aを見ていたら、またどこか行っちゃうんじゃないかって、柄にもなく焦っちゃって。
自分の気持ちを整理しながら言葉を選んでいたら、告白紛いなことまで言ってしまった。
再開して、まだ早数週間。
今も尚、Aに会いたくて堪らない。今すぐにでも会って抱きしめて、俺のものにしたい。
この気持ちが恋だってことはよーく分かってるんだけど、あまりにも急展開過ぎない？
でも、どう考えてもAが自分以外の男といるなんて想像もしたくないし、俺自身も他の女の人のことなんて微塵も考えられない。
全ては、あの時と何も変わらない、
ただただ佐久間大介を、人間として好きでいてくれて、とことん優しくて、一緒に居て楽で…それでいてめちゃくちゃ可愛い桃田Aが悪い。どう考えても悪い。
「あぁ…どおしよ」
と柄にもなく、楽屋に寝そべって天井を見上げていれば、「俺の出番かな！」と言いながら、ノコノコ翔太はやって来た。
「俺、もう懐かしさか何なのか知らんけど、Aのことめーっちゃ好きなんだよねぇ」
「はぁ？そんなことかよ。それはもう十年以上前から変わんねーことだろ」
「てっきりやることやったのかなーと思ったわ」と真顔で言う翔太の足を思いっきり踏む。
「Aはそんな軽い女じゃねえの」
「十年以上前から好きって事は否定しないんだ」
翔太に言われて、すぅっと足にこめていた力が抜けた。
「別にさ、彼女とかとそりゃまぁいたけど、なんかね。初恋っていうシュチュエーションも相まって、Aは特別と言うか」
「初恋とか以前に、昔っから異様にAちゃんだけベタ惚れ度が違くね？」
SnowManの中では付き合いが長い方の翔太は、たしかに俺の今までの様子をずっと見て来てる訳だから、言いたい事はわからなくもない。
翔太の言う通り、小中学生時代の俺のAへのベタ惚れっぷりは常軌を逸していたように思う。
よくそれでバレなかったもんだ。Aが異常に疎いだけだと思うけど。
「俺が初めてAちゃんと会った時のさ、佐久間の表情一生忘れねーよ？俺」
翔太は、総口を開いて、懐かしい話をし始めた。
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minmin(プロフ) - 花子さん» 毎度コメントありがとうございます！喜んでいただけて嬉しいです！ (2022年3月19日 0時) (
レス) @page43 id: 1eb423545c (このIDを非表示/違反報告)
花子 - うわあああ(TT)♡♡♡もう今回ばかりはこの興奮を文字に表せません。いつも語彙が壊滅的ではありますが(笑)兎に角最っ高です(TT)♡ (2022年3月18日 20時) (レス) @page42 id: 6a4a78fe0e (このIDを非表示/違反報告)
minmin(プロフ) - 花子さん» 男らしい部分とのギャップ感じていただけで嬉しいです！ (2022年3月18日 16時) (レス) id: 1eb423545c (このIDを非表示/違反報告)
花子 - 半袖姿を想像してにグッ。ときちゃいました(^^)♡この３ヶ月がどんな３ヶ月になるのか考えただけでドッキドキです！更新有り難うございます♡ (2022年3月17日 20時) (レス) @page40 id: 6a4a78fe0e (このIDを非表示/違反報告)
minmin(プロフ) - 花子さん» LINEはこだわって書いてるので嬉しいです^_^ (2022年3月17日 10時) (レス) id: 1eb423545c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minmin
| 作成日時：2022年2月26日 1時
