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MH「Aちゃん、あんがとね」
「ミョンホさん、いや、あの、」
MH「あのヒョン、良い人だしさ。よろしくね。なんかあったら連絡くれていいからね」
はい、とカトクのQRコードを見せられて、流れるように連絡先を交換する。
JN「Aさん!連絡先、……」
あ、また。ほっぺた膨らませて、むすっとしている。
JN「また!Aさんミョンホと仲良い!」
MH「そりゃあね」
「まぁ、常連ですし……」
JN「ヤダヤダ!さっきもミョンホにウィンクされてたし、嬉しそうだったし、……ヤダとかって言ったら、Aさんはやだ?」
ハッ!としたあと、おそるおそる伺うような目でこちらを覗き込んだきたジュンさんに、思わず顔を覆う。な、なんでそんなに可愛いんだ。
「……やだじゃないです」
JN「やった〜!
じゃ、ミョンホはあんまりAさんに愛嬌振り撒いちゃダメだからね!Aさんはあんまりミョンホと目合わせちゃダメだからね!」
MH「はいはい」
ミョンホさんは仕方なさそうに肩をすくめて、「じゃ、よろしくね。空いてるし、もうちょっと休憩していいよ」と業務へ戻っていった。
JN「じゃあ、その、Aさん、改めてよろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
少し熱っぽく緩んだ目元が愛らしくて、私はまた誤魔化すようにマグを両手で包んだ。
じいっとこちらを見つめてくるジュンさんに苦笑しながら、胸に浮かんでくる淡い感情をそっと包んで、大事に育てていこうと思う。
……ジュンさんが四次元すぎてミョンホさんに相談したり、ジュンさんに紹介されてスングァンくんと出会い懐かれたりするのはまた別の話。
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ゆび(プロフ) - ayanaさま、ご指摘ありがとうございます!大変失礼致しました……!!!すぐ訂正いたします! (2023年3月29日 9時) (レス) id: b9570136cf (このIDを非表示/違反報告)
a y a n a(プロフ) - コメント失礼します!!最新話なのですが、96ではなく97ではないのでしょうか、、?? (2023年3月29日 8時) (レス) id: fce2a2e828 (このIDを非表示/違反報告)
ゆび(プロフ) - たまこ様、コメントありがとうございます〜!クプス書かせていただきますね!!気長にお待ちいただければ幸いです!! (2023年2月9日 21時) (レス) id: b9570136cf (このIDを非表示/違反報告)
たまご(プロフ) - 初めまして!初コメ失礼します。いつも癒されながらお話読ませてもらってます(^-^) メンバーのリクエストなのですが、もしできたらスンチョルのお話が読んでみたいです!お願いします! (2023年2月8日 16時) (レス) @page17 id: ed9ba444b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆび | 作成日時:2023年1月28日 20時