シャンクスside ページ47
ギルダーツという男は面白い奴だ。
初めて会ったのは海の上。
およそ10歳かそこらのガキが海賊泥棒をしていた。
こんな世の中だ。
さして珍しいことではないが、それでも興味を
「お前すげーな！」
思わずかけた声。
その一声が始まり。
無意識でも覇気は使えるし、身のこなしも悪くない。第一その目がただのガキじゃねぇ。
もう楽しくて仕方なかった。
ルフィという期待の星を見つけた後に、また輝く星を見つけた。
「らしくねぇな」
「そうか？」
「あぁ、よりによってあんな子供に」
ギルダーツに逃げられた後、ベックが隣に立つ。
しつこく勧誘してまったのは自覚していたが、右腕とも呼べる男に苦笑されるとは。
「だって面白いだろ」
「否定はしない」
幹部達も笑っていた。
逃げられた後も結局何度も遭遇しては勧誘。
気まぐれで食事を共にして、気が向けば暫く乗船してもらう事もあった。
気づけば何年も立ち、アイツは立派な男になっていた。
ただでは倒れない強い実力を持つ反面、
アイツの目に、暗い闇と燃える憎しみの炎が合間見える時はとても心配になる。
手を伸ばしても、逃げていってしまいそうな。
何かを抱えているのは知っているが、俺から聞くことはなかった。もちろん仲間達も。
それでも、俺たちにとっては末っ子のような
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いつだったか…あいつの正体に目星がついたのは。
俺たちだって四皇としての実力と顔の広さを持っている分、ある程度の海の勢力図を把握している。
水面下で均衡を保つような、少しでも踏み外せば大きな争いが起こるような、そんな状況はいつものこと。
だからこそ、"顔のない”5人目の皇帝を誰もが探した。
知らないまま喧嘩を売っていたなんて、笑い話にならないから。
そうならないよう避けなければならない。
俺たちも例外はなく、情報を集めていた。
そして、その中でふとある事に気づく。
五皇『鬼神』の出没した近辺では、ギルダーツとの遭遇率が明らかに高くないかと、誰かが言い出した。
深く考えなければ気づくことのない程度の遭遇率。
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Aceyu(プロフ) - かちかち太郎丸さん» 繰り返すほど読んでいただけるなんて感激です！夢主くんがどのようなエンドを向かえるか、どうぞ続編もお付き合いいただけたら嬉しいです😊😊 (12月31日 21時) (
レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - ばってんさん» にやけて下さってありがとうございます！もっとにやけて頂けるよう頑張ってみます笑 (12月31日 21時) (レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - チャパさん» コメントありがとうございます！いつも時間が空いて申し訳ない…それでも読んでくださって嬉しいです。頑張って続編書かせていただきます！ (12月31日 21時) (レス) @page40 id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
かちかち太郎丸 - 更新ありがとうございます！！！ずっと前に見つけては繰り返し読みに来てしまってます！設定も書き方も全部大好きです！！！！！ (12月3日 15時) (レス) @page37 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
ばってん(プロフ) - 一気読みしてしまった…続きが欲しいです…🥲🥲 (2023年2月5日 23時) (レス) @page32 id: 33b58415e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aceyu | 作成日時：2021年5月18日 12時
