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数十分後、ようやく解放された俺は肩で息をするほど絶え絶えだった。
「ぜぇ、はぁ、ぜぇ」
「大袈裟だな」
「あ"！？」
睨むギルダーツに目をそらす大の男達。
「それより、お前がこんな場所にいるとは意外だな」
「…別に意外でも何でもねぇだろ」
「いや、
そう、シャンクスの言う通りここはある程度の知識や情報を持つ者たちが集まる場所だ。
場所も人伝えにしか知られていない。
間違えて入ってこれるような場所でもないため、本当に知る人ぞ知る場所だ。
「何年旅してると思ってる。裏の情報くらいもってる」
「ほーぉ？……なぁ、やっぱ仲間に「ならないからな」…早いなぁ〜」
「今日も冴え渡ってるな」
「鋭さがすげぇ」
「相変わらずのつれなさだ」
「おい」
「〜♪」
俺らのやり取りにヒソヒソと笑う幹部たちをシャンクスが睨むが、またもや何処吹く風と口笛を吹き目をそらす。
「ったく……まぁいい。んで、お前は何を知りたいんだ？ここに来たってことはそういうこったろ？」
「あ？…あー、ある悪魔の実を追ってんだよ」
「悪魔の実？お前がか」
不思議そうな顔のシャンクス。
ここで1つ思い出す。
俺が悪魔の実の能力者であることは言ってなかったか。自分から話すような事でもないし、彼らの前で使うような必要もなかった。
「俺が探してたらなんだよ」
「いや、意外だと思ってな。お前はそういうのに興味はないのかと」
「俺でも興味はある。それとは別で今回のは厄介なんだよ」
「厄介…？」
俺の言葉に目を細めるシャンクス。
現時点で、シャンクスが自分を傷つけられるほどの実力があると黒ひげの危険性は知っているが、あいつが裏切るとは思っていないだろう。
なんせ、鉄の掟として仲間を殺す事を良しとしない白ひげの船に乗っているんだ。
下手に手を出さないだろう、そう思っていたはずだ。
その結果があの頂上戦争だ。
……ここで俺が言ってしまえば何か変わるのか。
知る人がいればそれだけ情報が漏れる危険性となるが、それを考えても協力者が増えるのは事実。
そうだな、うん。
「──ヤミヤミの実。俺が探す悪魔の実だ」
シャンクス、あんたには協力者になってもらおうか。
"前前世"に『お頭』と慕っていた男を見る。
せいぜい未来に少しでも役立ってくれ。
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Aceyu(プロフ) - かちかち太郎丸さん» 繰り返すほど読んでいただけるなんて感激です！夢主くんがどのようなエンドを向かえるか、どうぞ続編もお付き合いいただけたら嬉しいです😊😊 (12月31日 21時) (
レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - ばってんさん» にやけて下さってありがとうございます！もっとにやけて頂けるよう頑張ってみます笑 (12月31日 21時) (レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - チャパさん» コメントありがとうございます！いつも時間が空いて申し訳ない…それでも読んでくださって嬉しいです。頑張って続編書かせていただきます！ (12月31日 21時) (レス) @page40 id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
かちかち太郎丸 - 更新ありがとうございます！！！ずっと前に見つけては繰り返し読みに来てしまってます！設定も書き方も全部大好きです！！！！！ (12月3日 15時) (レス) @page37 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
ばってん(プロフ) - 一気読みしてしまった…続きが欲しいです…🥲🥲 (2023年2月5日 23時) (レス) @page32 id: 33b58415e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aceyu | 作成日時：2021年5月18日 12時
