74(エースside) ページ39
大海原にポツンと浮かぶのは白い大きなクジラ船。
今日も白ひげ海賊団は平和に航海していた。
「サッチ！めし！」
「俺は飯じゃねぇよ！ったく」
「さすがエースだな」
「サッチ隊長がお母さんだぜ笑笑」
「エースちゃん、ママの言うこと聞きなさい！」
「はーい」
「「ぶはっwwwwww」」
叫ぶ末っ子とそんな弟に甘いコックの兄が仕方ないなと言う顔で食事を出す。いつもの光景だ。
今日も晴天。
気候変動が激しいグランドラインであっても、毎日が嵐という訳では無い。
しかも、春島が近い海域なためかとても過ごしやすい気候だ。
「しっかし、今日もいい天気だな」
「お陰で看板には洗濯溜め込み組が忙しなく洗っているぞ。邪魔だね」
「うるせぇよハルタ。お前は溜め込まないが俺らにとっては普通だ！」
「男の臭い匂いなんてやだよ」
「なんのこのぉ！」
いい天気だと食堂に集まる面々もいつもより爽やかな気がするのは気のせいか。
朝のコーヒーをすすりながら、長男となるマルコは兄弟達を見ながら思う。
「よぉ、マルコ。何かめぼしい記事はあったか？」
「いや、特にないねぃ。革命軍やら、どこかの戦争の話ばっかりだ」
「ほぉ」
「あぁ、一つだけ面白いことがあったよい」
「？」
「『鬼神』のことさ」
「鬼神！！！」
「おいおいまたかよエース。鬼神の事になるとすぐ飛んでくる」
朝食となる肉を片手に走りよってくる末っ子の姿。
いつもの事に兄達はため息を吐いた。
「本当になんで興味津々なんだか…」
「わりぃわりぃだって気になるじゃん！！」
「まぁそうだがなぁ。んで、その内容は？」
「噂だが、ある海域の出没頻度が多いらしくてそこいらに縄張りがあるんじゃないかと言われてんだよい」
「へぇ！」
「しかも、それが丁度明日通る付近だねぃ」
「まじかよ。そりゃ面白い。運が良ければあの鬼神に会えるのか」
「噂だよい」
「1度でも会いたいもんだろ？」
「それは無理だねい」
「あん？」
「噂によりゃ、ワノ国で鬼神の領域にカイドウの部下がやらかしたそうだ。内容は知らないが鬼神が『首洗って待ってろ』と宣言したそうだぞ」
「えっ 」
驚くエースではあるが、サッチは驚かない。
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Aceyu(プロフ) - かちかち太郎丸さん» 繰り返すほど読んでいただけるなんて感激です！夢主くんがどのようなエンドを向かえるか、どうぞ続編もお付き合いいただけたら嬉しいです😊😊 (12月31日 21時) (
レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - ばってんさん» にやけて下さってありがとうございます！もっとにやけて頂けるよう頑張ってみます笑 (12月31日 21時) (レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - チャパさん» コメントありがとうございます！いつも時間が空いて申し訳ない…それでも読んでくださって嬉しいです。頑張って続編書かせていただきます！ (12月31日 21時) (レス) @page40 id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
かちかち太郎丸 - 更新ありがとうございます！！！ずっと前に見つけては繰り返し読みに来てしまってます！設定も書き方も全部大好きです！！！！！ (12月3日 15時) (レス) @page37 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
ばってん(プロフ) - 一気読みしてしまった…続きが欲しいです…🥲🥲 (2023年2月5日 23時) (レス) @page32 id: 33b58415e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aceyu | 作成日時：2021年5月18日 12時
