隊長side 4 ページ2
「はぁ！？お前旅人なのか！？？賞金稼ぎじゃなくて！？」
サッチの叫びに振り向いてみると、ギルダーツに全員の注目が集まっていた。それでもギルダーツは気にした様子もなく黙々とエースとご飯を食べている。
「旅人で何が悪いんだよ…」
「ギルダーツは旅人って言葉を一度辞書で調べて来なよ」
「ん？…アンタは確か12番隊の」
最中不思議そうなギルダーツに思わずツッコミを入れる。
「やぁ、ご飯食べてる？」
「…あぁ、ご馳走になってるよ」
ギルダーツは食べる途中に寝たエースに慣れたように皿を退けていく。
口数は少ないし、何時も眉間に皺を寄せてるけど案外面倒見はいいらしい。
「うん、やっぱりね。君、絶対気に入られるね」
色々見てから根は悪い奴じゃないとわかったし、警戒心は強いし、まだ謎は多いけどオヤジが気にいるタイプの奴だよ。
「は？」
「違いないな」
「でしょ？」
「？？」
「こっちの話だよ」
意味がわからないと首を傾げるギルダーツに気にしないでと手を振る。
「これはオヤジがどう出るか楽しみだな」
ジョズの言葉に頷く。
そうだね、もしかしたらもう1人弟が出来るかもしれないね。
side終了
──────────
サッチside
最近の隊長達の話題は全部ギルダーツの事ばかりだ。
目が怖いや、謎が多いや、強いやら…とにかく話は尽きない。
俺だってエースの兄に興味がないわけではない。
ただ、どうも俺からすれば何でもかんでも背負い込むタチの男にしか見えなくて、どうしても構ってやろうと言う心ができる。
まだあって数日。しかも23歳の男に向ける言葉ではないが、あっているのではと自負している。これはオヤジも同意してくれている事だ。
「だからよ、俺っちはアイツの事をもっと知りてえんだよな」
「あれを見てもか？」
「まぁ、…うん。あれはどう見ても守られる様な奴じゃないけどな……」
エースの兄が来て3日目の朝の甲板。
そこには死骸()がゴロゴロと転がっていた。
「おい、エース。本当にお前の兄貴は何者？？？」
「ごめん、俺も兄貴が一般人とか言えなくなってきた」
「白ひげのクルーを1対10で勝つ一般人なんて一般人じゃないでしょーが！！！！」
叫ぶサッチにエースは肉を食べながらスマンと謝る。
そう、この唸りながら息絶える死骸達()は全てギルダーツが沈めた残骸だった。
聞いた所、活きのいいクルー達が『エースの兄貴だからって調子乗るんじゃねえよ!!』的な事を言いながら決闘を申し出たら見事砕けたらしい。んな無茶な……。
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Aceyu(プロフ) - かちかち太郎丸さん» 繰り返すほど読んでいただけるなんて感激です！夢主くんがどのようなエンドを向かえるか、どうぞ続編もお付き合いいただけたら嬉しいです😊😊 (12月31日 21時) (
レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - ばってんさん» にやけて下さってありがとうございます！もっとにやけて頂けるよう頑張ってみます笑 (12月31日 21時) (レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - チャパさん» コメントありがとうございます！いつも時間が空いて申し訳ない…それでも読んでくださって嬉しいです。頑張って続編書かせていただきます！ (12月31日 21時) (レス) @page40 id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
かちかち太郎丸 - 更新ありがとうございます！！！ずっと前に見つけては繰り返し読みに来てしまってます！設定も書き方も全部大好きです！！！！！ (12月3日 15時) (レス) @page37 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
ばってん(プロフ) - 一気読みしてしまった…続きが欲しいです…🥲🥲 (2023年2月5日 23時) (レス) @page32 id: 33b58415e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aceyu | 作成日時：2021年5月18日 12時
