【遊☆戯☆王VRAINS】波涛を乗り越えて

番外編1 夜の灯りに導かれ ページ7

番外編です。先日花火大会に行ってきたので、それの体験も合わせて(^ワ^＝)
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今日は花火大会。今のご時世に原始的な事を良くやるもんだという人もいるけど、私は好きだ。美味しい物を食べながら、花火を見るってとても幸せな事じゃないかって思う


貴「もうちょっとで花火始まるね、お母さん」


母「そうね。早く来て席とってて良かったわね、お父さん」

父が頷く。大好きなお酒を手に持ち、今か今かと空を見上げて待っている。
始まるまで10分…もう少し露店見てこよっかな


貴「露店見てくるね！まだ美味しい物あるかも」

ホットドック屋…祭りとは合うかわからないけど、こういう物って無性に食べたくなる！並ぼう！


草薙「いらっしゃいませー！あ、遊作の友達の！」

まさかと思ったけど、草薙さんがやっていたとは…世の中狭い


貴「草薙さんがここやってたんですね！お一人でやってるんですか？」


草薙「いや後ろに遊作が手伝ってる。おーい、遊作！友達来てるぞ！」

藤木くん居るんだ！夏休みは会ってなかったから緊張するな…


遊作「友達？俺に友達は居な……四ツ谷」


貴「久しぶり、藤木くん！ホットドック買いに来たんだ！」

私って友達じゃないのかな…こういう人ってのは重々承知だけど、ちょっと凹む。


草薙「遊作、四ツ谷ちゃんと祭り回ってきたらいいんじゃないか？少しなら大丈夫だからさ」

藤木くんと！？迷惑じゃないかな…


遊作「いや、でも…」


草薙「いいから！四ツ谷ちゃんよろしく！」

気まずい。元々乗り気じゃなさそうだったし…やっぱり藤木くん、嫌だったかな……


貴「藤木くん、ごめ……あれ居ない？藤木くん？藤木くん居ないの？ねぇってば……」

帰っちゃったとか……それともはぐれた？やだ、どうすれば……

バーン！空を見上げると花火が綺麗に打ち上げられていた。灯りが私たちを照らし、目を奪われた。


遊作「四ツ谷！！」


貴「藤木くん…どこに行ってたの、バカ」

良かった。帰っちゃったかと思った……


遊作「すまない。これ買っていたら、どこに居るか把握出来なくなった」

たこ焼き……藤木くんも優しい所あるんだ。


貴「こっちこそ、ごめん。ありがとう……遊作くん」

タイミングが良いのか悪いのか、花火の音で聞こえなかった藤木くんは最後何と言ったんだ？と聞いてきた。私は秘密と言って花火の方へ駆け出した

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