関西のあの子

＊ ページ19

恭平とのデートも終盤に差し掛かり、沢山買ったお洋服を持って流行りのカフェに立ち寄った。




僕は人気のパンケーキを、恭平は「これめっちゃ卍！」という訳の分からない理由でブルーベリーのパフェを頼んでいた。



恭平がなんだかすこしぼんやりとした雰囲気で、それが少し不安だったから、恭平のことをじっと見ていると、僕がパフェを食べたいと思っていると思われたのか




恭平｢流星くん食べます？はいあーん！｣




差し出されたスプーンに、そういうことじゃないけどなぁと思いつつ、カップルみたいで嬉しくて、ついあーんと答えて食べてしまう。



「これめっちゃ美味しい〜！」




恭平｢でしょ！やっぱり卍でした！｣




「うん、それは全然わからへんねんけど。」





えぇーと笑う恭平みてたらちょっと面白くて笑ってしまう。




恭平｢あ、笑った！よかった〜！｣



「え？なにが、？」



恭平｢流星くん、今日は待ち合わせの時からちょっとぼんやりしてたから。


俺が女の子と喋ってたの、気にしてたんかなって思って。




不安にさせてたなら、俺、彼氏失格やなあって｣




そんな所まで見透かされていたなんて、すっごく恥ずかしくなって下を向いてしまう。


でも僕のことを恭平がそんなに考えてくれていたなんて嬉しくてニヤニヤしてしまう。





「きょろちゃん、ありがとう」





恭平｢へっ？なにがっすか？｣



このままずっと、





こうやってラブラブできればな、なんて！








end

Twitterについて→←『すきですきで』きょへりゅちぇ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す