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ページ14

恭平side



長尾が口をあんぐりと開けて俺の後ろを見ている。



「ながお?どうしたん?」




長尾「きょ、恭平くん、すぐに離れてください!!」



なんで焦ってるん?



「なんで?」




なんでじゃなくて!と腕を突っ張って俺を押し退ける。



後ろを振り返るとそこにはみっちーがいて、





でもさっきよりもっと怖い顔をしていて、




俺がみっちー?と声をかけると、



聞いたことも無いような低い声で恭平くんと唸った。



道枝「恭平くんは、



例えば俺が目の前で康二くんとか長尾とかと抱き合ってたらどう思いますか?」




「え?」



どうしよ、俺アホやからみっちーが何言うてるかわからへん...


混乱している俺をみて、みっちーがため息まじりに




道枝「もういいです。



なんとも思わないんですね。








やっぱり俺達無かったことにしましょう。」





さすがに頭の悪い俺でも「何を」なんて分かってしまって、




みっちーは俺とのお付き合いを終わらせようとしてる。




なんで、とか、悪いとこあったら治すからとか、色々言いたかったけれど、



沢山言いたいことがありすぎて、




でも俺の頭ではキャパオーバーで、




頭に言葉が浮かんでは消えて、浮かんでは消えて...




道枝「なんも、言うことはないってことですか。



恭平くんは優しいから俺に無理に付き合ってくれてたんですね。



すみませんでした。」



そういって踵を返してまたレッスン場から出ていこうとする。



ただならぬ雰囲気を感じたのか周りのジュニアがザワザワし出す。




「ちがっ、みっちー!まって!」




何を言ったらいいかも、何に対して怒ってるのかも全然分からなかったけど、


このままじゃ絶対にダメだってことは分かるから、



必死にみっちーの名前を呼ぶ。




康二くんがみっちーに「どうしたん?」と声をかけるけれど


道枝「なんもないです。騒がしくしてすみません。」




と言って振り切ってしまう。




みっちーに別れを切り出されてとても悲しかったけど、



なによりみっちーがとても苦しそうな切なそうな顔をしていたから、



それをどうにかしたくて、





走ってみっちーの腕を捕まえて後ろから抱きしめた。



みっちー、人前でこんなことしたから怒るかな。

でも、止められない。




「みっ、ちー。



まって、おねがい。」




怖くてみっちーの顔を見ることが出来ない。



みっちーの背中に顔を埋めたまま早口で喋る。

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- 面白いです!! (2020年2月26日 16時) (レス) id: cccff3f14e (このIDを非表示/違反報告)
neru - リクエスト失礼します!『独り占めしたい』がすごくお気に入りなので、またドSな長尾君と、天然な恭平君のもう一回嫉妬する話が見たいです!いつでもいいので、更新してくれると嬉しいです!お願いします!! (2019年9月9日 20時) (レス) id: 78590ad528 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - メンバーにモテモテの長尾くんめっちゃかわいいです (2019年8月13日 10時) (レス) id: 1eb874e4de (このIDを非表示/違反報告)
樹れれ* - リクエスト失礼します!丈橋(青緑)、青くんが嫉妬するけれど緑くんが甘えてきて結局は甘々、みたいなお話って可能でしょうか?お風呂上がりの緑くんの髪を青くんが乾かす、というのも入れて頂けたら嬉しいです。良かったらで大丈夫です。更新頑張ってさい! (2019年8月12日 0時) (レス) id: d9fa3e456d (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - みちながで、ツンデレ道枝くんが体調が悪くて長尾君が看病していると、はじめ道枝くんはツンツンしていたけど熱が上がるにつれてしんどくなってしまい長尾くんに甘えるお話を書いてほしいです。 (2019年8月8日 21時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:住吉 | 作成日時:2019年2月6日 10時

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