関西のあの子

『嫉妬』道枝×恭平 ページ12

(れれりん様リクエスト)

道枝side


大橋｢恭平〜！またボウリングいこな！｣




恭平｢次は絶対勝ちますよ！｣




長尾｢恭平くん！ご飯一緒にたべましょ！｣



恭平｢ええよ〜！何食う？｣




大吾｢恭平〜？あの曲の立ち位置なんやけど｣



恭平｢はいはいはい、なんすか！｣




西畑の肩にうでを回す恭平をみて、ため息をつく。





(はぁ〜、)




(恭平くん、俺と付き合ってること忘れてない？)





遡ること2週間。




レッスン終わりに恭平くんを呼び出して玉砕覚悟で恭平くんに告白すると、




顔を両手で隠して、



でも、真っ赤な顔で、


恭平｢嬉しい...


おれも、みっちーのこと、




好き...｣



俺の気持ちに答えてくれて、晴れて両思いになった俺らは付き合うことになった。



男同士ということもあり、



まだ周りには言わないでおこうという事になってるから、



ほかのジュニアは俺達が付き合っていることを知らない。



だからって、



康二｢恭平、さっきのボケよかったで！｣


康二くんに頭をポンポンされて、


ぱあっと花が咲くように笑顔になる。



そんなところ見せられたらストレスでしかない...。



無性に腹が立って恭平くんを呼ぶ。





「恭平くん、ちょっとこっち来てください。」





恭平｢ん〜？なにー？みっちー？｣





ふにゃふにゃの笑顔をこちらに向けられる。




さすがになにわ男子でビジュアル担当を自称しているだけあって、





ほんとうに、



「かわいい...」







大吾｢ちょっと、心の声漏れてますよ｣





西畑に指摘されて慌ててニヤけた顔を引き締める。





「なあ、恭平くん。



みんなに言うてないからって、



ちょっとやりすぎじゃないですか？」





そういうと恭平くんはきょとんとした顔をして




恭平｢へ？なにがー？｣





その言葉にすこしムッとする。




嫉妬してるのは俺だけで、恭平くんはなんも思ってないんやろうか。





「もういいです、なんもありません。」



そう言ってレッスン場を出ていこうとする。




恭平｢ちょっ、みっちー？｣





恭平くんがイライラした俺をみて慌てて追いかけてくる。

けれど、




「ちょっと飲み物買ってくるんで、」

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