あいつのこと ページ9
カルマside
俺は昔からのこいつを知っている。
まあそういっても、こいつ昔からこーだったけど。
でもこいつがこーんな風にべらべら話したり、笑ってたりするのは。
きっと俺やみんながいるから。
[私って、いったいなんなんだろうね]
そう泣きながら笑ったあいつの顔が忘れられない。
俺を教師不信というのなら、こいつは大人不信。
[・・カルマは死んだりしないよね？]
俺の中であの教師が死んでいるように。
アイツにかかわっている大人たちはみんな死んでいるんだろう。
「うわー琲世さんからだ・・なんて言い訳しよう！？」
そう慌てて言い訳を考えている”フリ”をしているあいつにテキトーに乗ってやる。
「私の靴を連れ去ったトラックを絶賛追跡中、とかどお？」
ぶっちゃけマジのテキトーだが←
ぶっちゃけ、そんな状況になるほうが奇跡だが←
「いいね！！それにする！！」←
「するのかよ！」
俺に心配かけないように、とかくだらないことで気を使ってそうだな、とか思いながら、冷蔵庫にあるイチゴ煮オレを取り出す。
そんな心配しなくていいのに。(え、なんでわかったかって？男のカンだよｗ←)
隣の部屋から会話が聞こえる。
｛あぅ・・靴がトラックに・・｝
｛え！どんな状況なの！！大丈夫！？｝
｛・・まあ一応｝
｛・・・・そう、それはよかった。ただしカルマ君には迷惑かけちゃだめだからね｝
マジで言ってるし・・てかもう琲世さん、察しちゃってるじゃんｗｗ
「大丈夫だったぜ☆」
「どこがだよ」
満面の笑みでピースするAの頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
「まあよかったじゃん」
琲世さんも、ちゃんと誤解とけばいいのに。
そう思いながら飲み終わったイチゴ煮オレをゴミ箱に捨てた。
あいつは笑顔がトレードマークなんだからさ。
暗い顔ばっかさせないでよね。
「のあーーー！！カルマのせいで髪の毛が！！」
あーぁ、こんなバカな日常がずっと続けばいいのに。
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ユア(プロフ) - 祈璃さん» ありがとです・・頑張ります！受験生だケドｗ (2015年11月12日 23時) (
レス) id: e76d19f3e3 (このIDを非表示/違反報告)
祈璃 - 続きがほしいです！あと、夢主ちゃんの過去で泣けました(T_T)更新頑張ってください！！ (2015年11月11日 23時) (レス) id: 8221175353 (このIDを非表示/違反報告)
ユア(プロフ) - 円さん» がんばります！応援よろしくです〜 (2015年8月2日 0時) (レス) id: e76d19f3e3 (このIDを非表示/違反報告)
円 - 面白かったです！応援しています！ガンバレ!! (2015年8月2日 0時) (レス) id: 65ec617e66 (このIDを非表示/違反報告)
ユア(プロフ) - 猫さん» 全然平気ですお← (2015年7月14日 22時) (レス) id: e76d19f3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユア | 作成日時：2015年5月1日 21時
