記憶 ページ39
Aside
６歳の時。
「お母さん、まだかな」
お母さんと私。
いつも忙しく働いている母を支え、隣で笑っている。
それが私の日常だった。
父については、あまり知らない。
私が生まれて間もないころ、交通事故にあったということは聞いているが、詳しい話は聞こうとは思わなかった。
夕方７時。
決まった時間になると、母は仕事から帰ってくる。
それまでに、ある程度夕食の支度を済ませておくのが私の日課だった。
母を喜ばせたいっていう。
7時。
母は帰ってこない。
8時。
まだ母は帰ってこない。
とうとう9時を過ぎた。
胸の奥がずきずきと痛みだす。
お母さんに何かあったんじゃないかと不安になった。
ピンポーン。
その時だった。
聞きなれないチャイム音。でも確かに家を誰かが鳴らした。
「お母さんっ！！」
やっと母が帰ってきてくれたんだ、とうれしくなって玄関へ駆けだす。
このときからまずおかしかった。
母がチャイムなど使う必要はなかったというのに。
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ユア(プロフ) - 祈璃さん» ありがとです・・頑張ります！受験生だケドｗ (2015年11月12日 23時) (
レス) id: e76d19f3e3 (このIDを非表示/違反報告)
祈璃 - 続きがほしいです！あと、夢主ちゃんの過去で泣けました(T_T)更新頑張ってください！！ (2015年11月11日 23時) (レス) id: 8221175353 (このIDを非表示/違反報告)
ユア(プロフ) - 円さん» がんばります！応援よろしくです〜 (2015年8月2日 0時) (レス) id: e76d19f3e3 (このIDを非表示/違反報告)
円 - 面白かったです！応援しています！ガンバレ!! (2015年8月2日 0時) (レス) id: 65ec617e66 (このIDを非表示/違反報告)
ユア(プロフ) - 猫さん» 全然平気ですお← (2015年7月14日 22時) (レス) id: e76d19f3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユア | 作成日時：2015年5月1日 21時
