星の影 4 ページ4
『防御が最大の武器って言うじゃないですか』
「何それ(笑)」
『逆に守ると変な事になるかなって』
こういう事を真顔で言っちゃうAちゃんが面白い。
ほんとに俺はこの子に出会ってよかったって思ってる。
「一緒に寝るって言った人が守る事とか考えてるの？」
ちょっとからかってみた。
『ちっ.../////ちがいます、何ていうか...スッピンになって不細工な方が変な気起きないでしょって意味ですよ....別に化粧してもジウォンさんみたいに綺麗じゃないですけど...』
「あっは！それで？ほんと...ちょっと...笑わせないで....」
Aちゃんは決して不細工じゃないと思う。
化粧してないと少し幼くなって、目の下にあるいわゆる”シミ”っていうやつが目立つくらいだし、目が小さいだけだ。
『もう、そんなに笑わなくてもいいじゃないですかっ！髪、乾かしたいんでドライヤー借りますね！』
Aちゃんは頬を膨らませて浴室に戻って行った。
俺もそのあとシャワーを浴びたかったからそのまま立ち上がってあとを追った。
:::::::
ガチャ
脱衣所につながるドアを開けるも、ドライヤーの音でAちゃんは俺に気づいてない。
鏡があるけど、たまたま下を向いている。
ほんとに俺にからかってほしいのかなってまた思ってしまう。
ドライヤーを後ろから横取りすると、ハッとして鏡を見てびっくりしながら俺を見ている。
ブォーーーーーって言う音が鳴る中口の動きでわかるAちゃんの話す事。
「なにしてるんですか？」
ドライヤーを遠ざけて耳元で話す。
『乾かしてあげるよ』
「やっ////いいですよ////」
『早くしてほしいんだもん、おとなしくしてて』
そういうと、くるっと鏡を向いておとなしくなった。
恥ずかしそうに、やや下を向いて俺が乾かすのを黙って待っている。
俺がもっと勇気を持てたらいいのに。
もっと器用に生きて、Aちゃんを絶対傷つけないって自信もって言えたらいい。
”お隣さん”なのに気になってしょうがないのはきっとそうなんだと思う。
Aちゃんがどう思ってるのかは何となく気づいてる。
本当なら俺がちゃんとしてるやつなら答えたい。
今なら聞こえてないし、多分見えてもいないよね。
『俺結構好きなんだよね、Aちゃんの事』
ぽつりとつぶやいた本心はドライヤー音でかき消されてドライヤーの風とともにAちゃんの横をすり抜けた。
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このみ - すごく面白かったです！最近モンエクペンになったのですが、もっと好きになりました！更新お疲れさまでした！これからも頑張ってください！！ (2017年11月12日 11時) (
レス) id: 0ab0aad734 (このIDを非表示/違反報告)
おん - 感動をありがとうございましたすっごく面白かったです (2017年9月25日 9時) (レス) id: 7121d0579b (このIDを非表示/違反報告)
まなな - すごく良かったです(泣)すこし自分と重なる部分あったので、共感しぱなしです！！また、違う作品楽しみにしてます(σ≧▽≦)σ (2017年9月23日 11時) (レス) id: 000918fc8e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - あおんさん» こんばんは！モンエク好きになりはじめたばかりだなんて！嬉しいです！モンエク是非もっと好きになってください（ ; ; ）私なんか好きになりすぎて妄想ヲタクになっちゃいましたから！（笑） (2017年9月23日 0時) (レス) id: 8f19cb71fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - めばえさん» こんばんは！嬉しいコメントありがとうございます！blue moon自体お店の名前が思いつかなくてもねくの曲から選んだんですが、結果マッチしていてよかったです☆あと、お褒めの言葉勿体無いことばかりで（ ; ; ）ありがとうございます！ (2017年9月23日 0時) (レス) id: 8f19cb71fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな
| 作成日時：2017年7月1日 0時
