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オレンジ 2 ページ16

車で来たというジュホン君。

「今日何で車?」


近くの打ち切りのパーキングに停めてるというから23時に退勤して、まだ電車あるけど送るって言ったからって言って送ってくれることになったのだ。



『昨日ちょっと遊びすぎちゃって...仕事ギリギリになりそだったんで車で来たんス...』

バツの悪そうな顔をするジュホン君だけど、そんなギリギリだなんて全然気づかないくらいナチュラルに出社して、仕事も普通にやるから...年下なのに私なんかよりずっとちゃんとしてるかも。。



「そうなんだ(笑)何してたの?」


『ちょっと...』



言いづらそうな顔をして少し困ってるときに駐車場に到着。

ジュホン君の車、ジュホン君らしいJeepだ。



「わージュホン君っぽい」


『そうッスかね?』


助手席を先に開けて”ちょっと高いから乗りにくいかも...”なんて言って私が座るまで近くで見ている。


「よいしょ...」


『ドア閉めますよ』


「うん」


バタンとドアが閉められて運転席側のドアが開いてジュホン君が乗ってきた。


『臭くないッスか?タバコ俺は吸わないけど、友達吸ったりするから...あ、車では吸ってないッスよ?服につくから臭くないかなって』


そんな事言いながらシートベルトを絞めてエンジンをつけた。



「臭くないよ、大丈夫(笑)」


『ならよかったッス!』



それからゆっくりと車が動き始めてジュホン君は運転し始めた。



「こんな車乗ってるならモテるでしょ?」


『いや、モテないッスよ...って前もこういう話しませんでした?(笑)』


「したかも(笑)」


ゆっくりと車で流れる曲はおそらくジュホン君が好きそうなゆったりとしたヒップホップが流れている。


『先輩...その...隣の部屋の人とは....どうなんですか?』


聞きづらそうにジュホン君が問いかけてきた。

どうって...


どうなんだろうね。




「ん?ただの隣の部屋の人だよ」


それ以外何もなかった。

物事が当たり前に進んでいたら”実はね...”だなんて話していただろう。



『じゃあ俺...』


「何?」


信号が目の前で赤に変わる。

ジュホン君がゆっくりとブレーキを踏んで車をとめた。



『隣の部屋の人より先輩に近くなってもいいッスか』


ジュホン君の頬が信号と街頭の蛍光灯にまじってオレンジ色の光に照らされる。

真っすぐなまなざしを逸らせずにいて、私は一瞬にして言葉を失った。

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このみ - すごく面白かったです!最近モンエクペンになったのですが、もっと好きになりました!更新お疲れさまでした!これからも頑張ってください!! (2017年11月12日 11時) (レス) id: 0ab0aad734 (このIDを非表示/違反報告)
おん - 感動をありがとうございましたすっごく面白かったです (2017年9月25日 9時) (レス) id: 7121d0579b (このIDを非表示/違反報告)
まなな - すごく良かったです(泣)すこし自分と重なる部分あったので、共感しぱなしです!!また、違う作品楽しみにしてます(σ≧▽≦)σ (2017年9月23日 11時) (レス) id: 000918fc8e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - あおんさん» こんばんは!モンエク好きになりはじめたばかりだなんて!嬉しいです!モンエク是非もっと好きになってください( ; ; )私なんか好きになりすぎて妄想ヲタクになっちゃいましたから!(笑) (2017年9月23日 0時) (レス) id: 8f19cb71fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - めばえさん» こんばんは!嬉しいコメントありがとうございます!blue moon自体お店の名前が思いつかなくてもねくの曲から選んだんですが、結果マッチしていてよかったです☆あと、お褒めの言葉勿体無いことばかりで( ; ; )ありがとうございます! (2017年9月23日 0時) (レス) id: 8f19cb71fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうな | 作成日時:2017年7月1日 0時

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