甘すぎるチョコレート 5 ページ14
ジュヨンオッパに連絡して、気持ちに整理をつけようと思った。
私とヒョンウォンの事をわかってるのはオッパしかいない。
別にヒョンウォンと会って、そしたら私たち完全にさよならしようねっていうのは簡単だし、それでいいんだけど...”それで大丈夫””間違ってないよ”って第三者に言ってほしい。
相談ごとっていうのは8割くらいは自分がどうしたいか決まってて、ほんとにそれであってるのかを誰かに背中を押してほしくてやるものだ。
それくらい私は決断力に欠けるほど、強くもない。
でも、一人で生きれないほど弱くもないんだ。
シウがいてウヌが多分いいるからだと思う。
『ママー!!!』
シウは私を見つけるなりすぐに飛び込んできた。
「お待たせー!」
抱きかかえて頬にキスをする。
マネージャーの車でもう堂々とかえっていい。
私に子供がいることが世の中にバレてしまったのだもの。
『ママ?次ママのおともだちいつ来るの?』
”ママのおともだち”それはヒョンウォンの事。
ヒョンウォンの事はおじさんとかおにいさんとか直接呼ぶらしい。
”パパ”と一度くらい呼んでるとこ見たかったな...
「おともだちね、もしかしたらもう会えないかもしれないよ」
『えーーーー、ほんとぉ?』
「どうして?」
『さいきんシウね、すきなこができたんだよ』
「え?そうなの??」
『おじさんもそうかもしれないって言ってたから今度お話すること決めてたのにー』
ズキっとくる胸の奥。
「何それ!ママに教えてくれてないじゃん」
『ママはウヌくんと仲良しだからいいの!』
「えー寂しいー!」
シウの初恋がかわいいってすごく思う反面、ヒョンウォンと話す内容もすごく気になった。
『いいの、おとこの秘密だからママは知らなくていいの』
「えーケチー!」
『おじさんがパパだったら毎日...話してよかったのにな...』
マネージャーの車に乗り込んだ後、ボソっとつぶやくシウの一言にますます痛む胸の奥。
「あはは、そっか...」
『ママ、ウヌくんやめておじさんを彼氏にしたらいいじゃん』
そんな都合のいいことできないよ、シウ。
そして私はもうヒョンウォンを愛してはいないから。
「ダメだよー、ママはウヌくんの事が一番好きだもん」
『シウじゃなくて?』
こういうところも、ヒョンウォンに似てきてるからびっくりしてしまう。
「はは、ごめん、シウの事が一番好きだよ」
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このみ - すごく面白かったです!最近モンエクペンになったのですが、もっと好きになりました!更新お疲れさまでした!これからも頑張ってください!! (2017年11月12日 11時) (レス) id: 0ab0aad734 (このIDを非表示/違反報告)
おん - 感動をありがとうございましたすっごく面白かったです (2017年9月25日 9時) (レス) id: 7121d0579b (このIDを非表示/違反報告)
まなな - すごく良かったです(泣)すこし自分と重なる部分あったので、共感しぱなしです!!また、違う作品楽しみにしてます(σ≧▽≦)σ (2017年9月23日 11時) (レス) id: 000918fc8e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - あおんさん» こんばんは!モンエク好きになりはじめたばかりだなんて!嬉しいです!モンエク是非もっと好きになってください( ; ; )私なんか好きになりすぎて妄想ヲタクになっちゃいましたから!(笑) (2017年9月23日 0時) (レス) id: 8f19cb71fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - めばえさん» こんばんは!嬉しいコメントありがとうございます!blue moon自体お店の名前が思いつかなくてもねくの曲から選んだんですが、結果マッチしていてよかったです☆あと、お褒めの言葉勿体無いことばかりで( ; ; )ありがとうございます! (2017年9月23日 0時) (レス) id: 8f19cb71fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうな | 作成日時:2017年7月1日 0時