溶けた氷 3 ページ19
”警戒されないように、そうだね”
じゃあ実際はどうなの？？
なんて気持ちが交錯しながら５階に到着した。
「１時間後くらいに行きます」
『はーい、出前何がいいとかある？』
「ピザでいいですよ」
『りょうかーい』
手をひらひら振って隣人は自分の部屋に入っていった。
この１時間で明日の仕事の準備をやっておこうって思って時間をもらった。
それにしても”警戒されないように”のせいで妙に意識してしまうじゃないか。
「しっかりしろ、私」
ぺちぺちと頬を叩いて、海辺での出来ごとがふぅっと脳裏によぎれば自然と思い出す隣人の匂い。
一応化粧も直して、服はわざわざ着替えるまでも...あ、でもスウェットで行こう。
部屋にいるくらいの楽な感じがいい。
むしろその方が私だって意識してないよってアピールできるし。
意識してないよ
やっぱり、私意識してるのかな。
隣人の何がいい？
イケメンなところ、サラっと優しいところ、ちょっと変わってるとこ...
あとは、イケメンで完璧な身なりなのにどこか抜けてて、自分の容姿に対して鼻にかけない。
この最後の二つが今まで知り合ってきた...そして私が一方的に好きになって傷ついた過去の男にはない要素だ。
寝ぐせはついたまま出てくるし、眼鏡とマスクないとモデルでもできそうな身なりなのに、部屋に閉じこもりっきりの仕事で出社時以外は基本マスク眼鏡着用の隣人。
「ほんと、何であの人あんなにどっか抜けてるんだろなぁ」
ポケットからスマホを取り出すとメッセージが来ていた。
相手はジュホン君。
”ジュホン君:先輩体調大丈夫ですか？”
ほーんと、心配性だよね。
ジュホン君優しすぎる...
”うん、おかげ様で！ありがと！”
返信するとすぐに既読がついてかえってきた。
”ジュホン君:先輩、今朝の人誰っすか？”
あぁ、そうだった。
ジュホン君が来たとき隣人が出たんだった。
”隣の人だよー。たまたまうちに泊まってた”
ジュホン君に嘘をつく理由もないから普通に答えた。
”ジュホン君:マジっすか？先輩警戒心なさすぎでしょ”
警戒心がないのは私より隣人の方じゃないかと思う。
先にうとうとして寝てしまったのは隣人の方だ。
”そういう関係じゃないから警戒心とかないし(笑)”
そこまで返信するとジュホン君からの連絡は途絶えた。
急いで明日の準備をして臨人の部屋に向かう準備をする。
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ゆうな(プロフ) - りんすさん» コメントありがとうございます。モヒート夏は特に美味しいと思います！そう言ってもらえてうれしいです☆ありがとうございます^^ (2017年6月19日 12時) (
レス) id: e46b48b223 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - まなはさん» お返事遅くなりました！ありがとうございます（涙）ちょっと前みたいに細かく更新できないんですが、読んでくださるとありがたいです！ (2017年6月19日 12時) (レス) id: e46b48b223 (このIDを非表示/違反報告)
りんす(プロフ) - これ読んだらモヒート飲み物自体にもハマってしまいました！飲み会のたびにモヒート呑んでます！モヒートヒョンウォン最強です！ありがとうございます！！ (2017年6月17日 0時) (レス) id: 6db9b5f2be (このIDを非表示/違反報告)
まなな - 1個目のコメ名前間違えました（汗）まななです！ (2017年5月1日 0時) (レス) id: 7202c62fab (このIDを非表示/違反報告)
まなは - お久しぶりです！Butler＆Ladyに続きいい作品ですね！！ほんとやばいです！続き待ってます！！ (2017年4月30日 23時) (レス) id: 7202c62fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな
| 作成日時：2017年3月11日 1時
