ねえ、青柳君【青柳冬弥】 (ページ3)

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『え…、青柳君この本がどうかした？』

突然、隣の席の青柳君に声をかけられた、
青柳君とは次の科目何だっけ？位しか話したことが無い為話しかけられたことに驚いている。

「その本結構古いものだろう？中々読んでいる人がいないマイナーな作品だからびっくりしてしまって」

確か彼は図書委員だったっけ、この本を知っているなんて中々の本好きなんだな。

『青柳君この本知ってるの...！？この本面白いよね！特に...』

「ここにも著者の意図を感じられ...」

キーンコーンカーンコーン

話に夢中になっていつの間にか予鈴のチャイムが鳴っていた。

『あ、青柳君。チャイム鳴っちゃったからこの話はまた後で。』

「ああ、この本について語れて楽しかった。また後で話そう。今度図書室に来てくれおすすめの本を紹介する。」

『え！本当？青柳君結構マイナーな本も読んでるみたいだし楽しみだな〜！』

これからの学校生活どうなるか不安だったけど楽しみになってきたかも。そう心を踊らせながら私は次の教科の準備をしていた。

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