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Aside
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廉「なら、俺と付き合ってくれへん？」
貴『はい。…ぇ、はぃ？』
廉「せやから！俺と付き合ってくれへんって」
貴『アンタと……付き合う？』
裏があるの？
廉「俺考えたんやけど、…やっぱお前しかおらへんねん、好きな女」
真剣な目だったんだ。あの冷たい目は。
貴『馬鹿なんだね、』
廉にそう言い放す
貴『私ってさ、イイ女？体が目当て？それともただの独占欲？廉は本気で言ってんの…』
驚くほど達者に舌が回って言葉が出てくる
可愛くないのは自分でも良く分かってる。
でもそれ以上に他男のとこに居てた相手に今告白します？
ふつーはしないと思う。
混乱して頭の中がぐっちゃぐちゃで気が付くと廉の顔が驚いた顔になっていた
その顔で気が付く私も重症かもしれない
涙が次から次へと流れて落ちていく
その涙のせいで余計に頭の中で全てが入り混じる
貴『……何で私な訳？ごめん。私がもっと強かったらこんな事になって無いよね』
苦しい…息が出来ない
止めようと思ってるのにもっと流れてくる
廉「お、おい！」
貴『ごめん。やっぱり家、帰るわ』
廉「まだ返事聞いてへん」
貴『じゃね、……永瀬』
急いで支度をした出来るだけここには居たくない、自分の気持ちに背を向けて私は玄関に向かう
廉「A！！……金が必要なんやったら俺もバイトするから」
ドアに手を掛けた瞬間予想外の言葉に止まってしまう
貴『何で知ってんの』
廉「詳しい事は分からへんけど、お前が男遊びが派手なヤツじゃなかった事は同じ中学の奴から聞いた」
貴『そっか、永瀬は人気者だもんね』
廉「そない金が欲しい？」
貴『………知ってどうすの。知った所でアンタは何も出来ないから』
廉「やからって自分を安売りして―――」
貴『減るもんじゃないし……ただの説教ならもう、関わらないで！』
廉「お前が何を背負ってんのか分からへんし深入りするつもりも無い」
ゆっくり私に近付いて頭を撫でる
廉「今日、神と帰るとこ見たって聞いて、俺はほんまにお前の事好きなんやなって気づいてん。ただの独占欲でも、同情でもなくて本気で好きやねん」
貴『……永瀬にはもっと他の良い子がいるよ』
無理矢理の笑顔で数週間居候した家を飛び出した
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癒杏(プロフ) - 実夢さん» ありがとうございます！頑張って続編も書くので、良かったら見てください！！ (2016年5月6日 21時) (
レス) id: 3a82b16fff (このIDを非表示/違反報告)
実夢(プロフ) - とっても、面白いです！！！ (2016年5月4日 21時) (レス) id: 5f74ab4d37 (このIDを非表示/違反報告)
癒杏(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます！頑張って更新します(≧▽≦) (2016年3月19日 22時) (レス) id: 3a82b16fff (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - とても面白いです！応援してます！(*^◯^*) (2016年3月17日 0時) (レス) id: e1bbe1ca33 (このIDを非表示/違反報告)
癒杏(プロフ) - ありがとうございます！頑張って更新し続けます！ (2016年3月16日 19時) (レス) id: 3a82b16fff (このIDを非表示/違反報告)
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