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Aside
・
廉の家に居候も慣れてきた数週間
午後六時過ぎ、何のクラブにも所属していない私はホテルに居た
「ねぇ、今日も帰んの？今日ぐらい――…」
貴『そう出来たら良いんだけど。じゃあね神宮寺』
まだベットから出ていない神宮寺に向かって言う
勇「今度は朝まで付き合えよ」
貴『……ん…今度ね』
軽くキスされて部屋を後にする
貴『ふぅ、神宮寺の匂いついちゃったな』
袖口を顔に近づけて神宮寺の匂いに包まれそう思う
廉にバレるとめんどくさいし…
帰ってくるまで時間あるしまたお風呂入んなきゃ！
廉はクラブの県大会が近いようで居残って練習している
それを言うなら神宮寺もサッカー部で…今日はサボりって言ってたっけ？
・
ｶﾞﾁｬ...＿＿＿
・
貴『ただいまー…って居ないか、シャワー浴びないと…』
そう思ってリビングの電気を付けようとする
廉「誰がおらへんの訳？」
貴『ひっっ！……い、居たんだね…』
後ろからいきなり廉の声
心臓の音が大きく聞こえる
廉「何処行ってたん？お前クラブしてへんやろ」
冷たい目で私を見下ろす廉さん…
貴『友達と…で、出掛けてました。』
全身に変な汗が滲み出る
自分でも顔に血が行ってないのが分かる、それぐらい蒼白な顔をしていると思う
廉「ふーん、神と？」
貴『………神、宮寺…？何の事ですか…』
後ろ髪を廉の細い指で撫でられる
自然と肩に力が入って、廉はお構いなしに耳元で呟く
廉「今日なぁ、神がクラブ来てへんねん。でな、そこら辺の女子に聞いたんやけど女と校門出るの見たゆーヤツがおってな…―――」
背筋が凍るってこういう事なのだと初めて気づきました…
廉「で？何してたん、神と？」
嫌いだ。
大っ嫌いだ。
貴『さ、さぁ…？神宮寺とは何も…』
廉「じゃぁこの赤いのなに？でっかい蚊にでもおった？」
反射的に指摘された首筋を思わず手で隠してしまった
蚊に吸われたって言えばよかったのに…でも後悔しても仕方がない
恐る恐る振り返った廉の顔は無表情
表情が何もないってのが一番怖い事を私は良く知ってる
廉「許して欲しい？」
貴『はい…』
廉「なら、俺と付き合ってくれへん？」
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癒杏(プロフ) - 実夢さん» ありがとうございます！頑張って続編も書くので、良かったら見てください！！ (2016年5月6日 21時) (
レス) id: 3a82b16fff (このIDを非表示/違反報告)
実夢(プロフ) - とっても、面白いです！！！ (2016年5月4日 21時) (レス) id: 5f74ab4d37 (このIDを非表示/違反報告)
癒杏(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます！頑張って更新します(≧▽≦) (2016年3月19日 22時) (レス) id: 3a82b16fff (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - とても面白いです！応援してます！(*^◯^*) (2016年3月17日 0時) (レス) id: e1bbe1ca33 (このIDを非表示/違反報告)
癒杏(プロフ) - ありがとうございます！頑張って更新し続けます！ (2016年3月16日 19時) (レス) id: 3a82b16fff (このIDを非表示/違反報告)
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