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翌朝。
『はぁ…眠い』
昨日は永遠に枕投げをやったので、いつもよりも寝る時間が凄く遅くなってしまった。
でも、久しぶりに楽しかったし結果オーライだよね。
「Aちゃんおはよう!ご飯はもう出来てるから、席ついてー」
『エマちゃん!おはよう!わぁ、ご飯美味しそう…お嫁行けるよ。』
「そんなことないって!笑 あと私達一歳差だよ?何だか大人みたいなこと言うね」
あ、そうだった…中の人は27歳だけど、過去なので見た目は中学生なんだ。
とりあえず、彼女に言われた通り席へ着いた。
「エマー、起こせって言ってるだろ!今日はAもいるんだぞ!」
「目覚まし時計はどうしたの!あと早起き出来るようになってよ」
「目覚まし時計なんか何個あって無駄だぞ」
朝から喧嘩する“兄妹”
…私と兄も、小さい頃は仲が良かったのにな。
でも、兄は昔から私を“妹”として見てくれていなかったみたい。
『佐野家って、あったかいね』
「「え?!」」
『あ、ごめん!ただ、私の家と違って“兄妹”って感じがして』
「確かにAの兄は…正直クズだな。いくらAと血が繋がっていなかったとしても、おんなじ家で育ってきたんだろ。大丈夫なのか?」
二人にはあの後、私と兄の血縁関係についても話しておいたんだ。
『うん。でも弟に監視されてるし、今のところは大丈夫そう。』
るかには悪いけど…電話で生存確認もとれているし、変な事もされていないらしい。
それに_____
『反省しているっぽいよ』
・・・・・
「本当なの?!ウチ心配なんだけど!」
「俺がシメよっか?」
『私も正直怪しいと思う…』
と、その時
プルルルル…
携帯が鳴ったのだ。家でんからだ
『ごめん、電話かかってきた。ちょっと出るね』
部屋を出る。
『もしもし____』
るかかな、兄の事で相談したい事がでもあったりするんだろうな。
しかし、電話の向こうからは“ガシャン”と倒れたりする音が聞こえてきたのだ
「…A、もう一度家に来てほしい」
兄の声だった
『ねぇ…るかに何かしたの』
聞いた途端、プツッと途絶えたのだ
もしかしたら本当に____
私、行かなきゃ。
気付いたら佐野家を飛び出していた
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ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!いいお話と言っていただき嬉しいです!昼夜逆転マンさんが感想を下さるお蔭でやる気もアップしてましたので、お礼を言うのはこちらの方です(*´ω`)応援に応えられるよう、頑張ります! (2022年8月13日 10時) (レス) id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン3 - わあー!完結おめでとうございます! 最近見れなくてすいませんでした。 本当にいいお話でした! 最後、感動しました! いいお話を作って下さりありがとうございます!これからも応援してます! (2022年8月13日 3時) (レス) @page49 id: c03225e7d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - エリザベス女王さん» コメントありがとうございます!最高のハッピーエンドと言っていただき嬉しいです(*ノωノ)完結したものなのに最後まで読んで下さりありがとうございました! (2022年8月2日 14時) (レス) id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
エリザベス女王 - 推しが尊い、、、!最高のハッピーエンドですねぇ!神ですか⁈神ですか。ありがとうございました! (2022年7月29日 21時) (レス) @page50 id: c75fcc9307 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» ありがとうございます!神展開だなんて嬉しすぎます(*ノωノ)全力で書き切ります…! (2022年7月16日 9時) (レス) id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆあめ | 作成日時:2022年5月15日 21時