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マイキーに連れられて、近所の公園まで来てしまった…
「A、久しぶりだな!俺の事覚えてる?」
『うん、マイキーでしょ?久しぶりだね!』
マイキーももう小六なんだよね、時が経つのは早い。
「急に兄貴が“肉まん食べに行こうぜ”っていったからよー。で、迷子になったんだ」
『そうなんだ…真一郎さん、元気?』
「元気!ピンピンしてる」
鶴蝶くんと違って、前から頻繁に会えていなかったのでホッとした。
「あ、探したんだぞマンジロー!…と?」
そこに、真一郎さんが登場。
久しぶりに見たけど、優しい雰囲気は変わっていなかった。
「シンイチロー!雨宮Aだよ!」
「Aちゃんか!髪の毛伸びたし、見た目変わってたから気づかなかったよ」
『真一郎さん、久しぶりです!』
ペコリとおじぎをする。
「相変わらずいい子だな!
それよりも、なんでこんなに焦ってるんだ?何かあったのか…?」
勘の良い真一郎さんは、ただならぬ雰囲気に気づいたらしい。
『あ…えっとっ』
「マンジロー、向こうのブランコででも遊んでろ」
「分かった」
マイキーはスーッとその場から離れていく。
「…俺でもいいなら話聞くからな」
『それなら、じゃあ_____…』
私は、木下くんとイザナくんの事について話す決意をした。
・・・・・・・
「…つまり、Aちゃんは今イザナと付き合っているのに、元彼の木下って奴がしつこいってことだよな?」
『そんな感じです…』
「俺恋愛経験皆無だから、そういうのよく分かんないけど…」
『………。』
突然重い話をして悪かったなぁ、と思ってしまう。
「でも、Aちゃんの悩み聞けて良かった。
イザナに相談しろよ、アイツならきっとAちゃんを守ってくれるから」
『はい…!ありがとうございます…』
なら良かった、と真一郎さんは笑う。
ずっと傍の遊具で遊んでいたマイキーが、こちらへと近づいてきた。
「おいシンイチロー、俺、さっきからシンイチローがAの顔と胸を交互に見てんの知ってるから」
「…は、見てねぇよ!!」
「あ、そうそう、Aってさぁ、イザナって奴ともう四 十八手シた?」
『シジュウ……?なぁに、それ?』
疑問符を浮かべる私に、マイキーは「愛を育む為には避けては通れない道だよ」と言い切るのだった。
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ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マンさん» ありがとうございます!楽しみにして下さるなんて嬉しいです(*‘ω‘ *)他のお話も時間があるときに更新していこうと思ってますので、是非よろしくお願いします!続編も近々上げる予定ですので、これからも頑張って続けます…! (2022年9月3日 22時) (レス) id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン - すいません。見るの遅くなりました!凄く良かったです!ずっと続きを楽しみにしていたので見れてうれしいです!本当に大好きです!ほかのお話も見させていただきます!これからも頑張ってください! (2022年9月3日 14時) (レス) @page48 id: b028cbeeeb (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!好きーーーーーーのお言葉嬉しいです(*ノωノ)あともう少しで続編作りますのでお楽しみに!頑張ります…! (2022年8月27日 11時) (レス) @page46 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン3 - ちょっと、急ぎの用事があって時間がないので、感想を短くまとめます。 すきーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!! これからも頑張ってください! (2022年8月26日 23時) (レス) @page46 id: c03225e7d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!確かに依存してますね…。実はもうオチは決めているのですが、パート3を作らなければ完結できそうにありません(^-^;更新頑張ります! (2022年8月21日 14時) (レス) @page44 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆあめ | 作成日時:2022年4月27日 21時