もう一度・ ページ17
「家まで送っていくよ」
『いいの?ありがとう!』
ホットケーキも食べ終わったことだし…。席を立った。
『ホットケーキ美味しかったよ!またイザナくんと食べに行きたいな!』
「あぁ。俺もまたAと食べに行きたい!」
他愛もない会話をしながら、夕暮れの道路を歩く。この時間が幸せだ。
「急に手握んなよ…」
『あ、嫌だった?』
「Aがいいのなら別にいいけど」
夕日に照らされる彼の笑顔が眩しい。
そのうち、マンションにつく。
『バイバイ!また明日ね!』
別れるのが少し名残惜しいけど、また明日だって会える。
「戸締りシッカリしとけよ」
『心配ありがとう。でも、多分大丈夫だと思うから!じゃあね』
「…あぁ」
イザナくんたら心配性なんだから。第一、ここ私のマンションだし。
カバンから鍵を取り出す。今日も親が遅くなるそうだ。
すると、その時
はっきりと聞こえたんだ
「雨宮、なんで彼氏とデートして家まで送ってもらってんだよ?」
それは、木下くんの声だった…やっぱり、喫茶店にも居たって事?
『ねぇ、なんで家まで…!』
「だって、納得できねぇよ!急に“別れよう”なんて言って!」
『それは…というか、もう去年のことなのに…』
正直混乱していた…訳が分からない。
「でも、ここが雨宮の家なんだな…彼氏もいないし。
_____なぁ、この前の続きしよ?」
『……え……?』
さっきから、この人は一体何が言いたいの…?
『もうそれ以上言わないでよ…』
どうして、木下くんに色々言われなくちゃならないの。
「ねぇ、女の子嫌がってるじゃん」
______女の子?私の事…?
よく見ると、パーカーを着た小学生くらいの男の子が立っていた。
「“シンイチロー”と肉まん食いに行ったらはぐれちゃったんだよ」
あれ、“シンイチロー”ってもしかして“真一郎さん”の事?
そしたら、この子は______
『マイキー…?』
すると、男の子は目を見開いて
「A!どっかで見たことあると思ったら!」
そして
「こんな奴置いてってさ、一緒にシンイチロー探しにいこーぜ!」
『わ』
マイキーに手を繋がれ、凄いスピードでマンションを後にする。
…でも結局の所マイキーに助けてもらえた、ってことだよね
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ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マンさん» ありがとうございます!楽しみにして下さるなんて嬉しいです(*‘ω‘ *)他のお話も時間があるときに更新していこうと思ってますので、是非よろしくお願いします!続編も近々上げる予定ですので、これからも頑張って続けます…! (2022年9月3日 22時) (レス) id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン - すいません。見るの遅くなりました!凄く良かったです!ずっと続きを楽しみにしていたので見れてうれしいです!本当に大好きです!ほかのお話も見させていただきます!これからも頑張ってください! (2022年9月3日 14時) (レス) @page48 id: b028cbeeeb (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!好きーーーーーーのお言葉嬉しいです(*ノωノ)あともう少しで続編作りますのでお楽しみに!頑張ります…! (2022年8月27日 11時) (レス) @page46 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン3 - ちょっと、急ぎの用事があって時間がないので、感想を短くまとめます。 すきーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!! これからも頑張ってください! (2022年8月26日 23時) (レス) @page46 id: c03225e7d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!確かに依存してますね…。実はもうオチは決めているのですが、パート3を作らなければ完結できそうにありません(^-^;更新頑張ります! (2022年8月21日 14時) (レス) @page44 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆあめ | 作成日時:2022年4月27日 21時