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ホームルームが終わり、教科書をカバンに詰め込んでいた。
「A、トイレ行ってくるから教室で待っててくれる?」
『いいよ』
私はこの後イザナくんと喫茶店へ行く約束をしていたのだ。
もうみんなはとっくに帰っていた。
だから、少し油断していたんだ。
_______
ドアが開く。イザナくんだと思いすぐに駆け寄った。
『イザナくん!早くホットケーキ食べたいな』
だけど、そこにいたのはイザナくんじゃなくて
________木下くんだった
『あ…木下くん』
間違って他の人の名を呼んでしまったので戸惑った。
「雨宮。久しぶり」
引きつった笑顔の彼。私は、あの時の恐怖心を思い出した。
『私、この後用事があるから行くね』
二人きりになるのは良くないと思ったので、理由を言って教室を出ようとした。
けど_____そんな私の手を掴んだのだ。
「雨宮。昨日のメール読んだだろ。
校舎裏に来てくれ。話したい事がある」
握る手が強くなった。…でも、イザナくんの時みたいに嬉しくもなかったから
『あの、手』
と言ったけど、離してはくれなかった。
__________
半ば強制的に校舎裏に連れていかれる。
「あのさ。お前、新しい男できたん?俺の事忘れてたんかよ?」
“新しい男”とは、多分イザナくんの事だ。
でも、クラスの違う木下くんが何で知っているの?
『何で?それに“新しい男”って…もう、私達とっくに別れてるじゃん』
「昨日の帰り道見かけたらさ、知らない男と歩いてたからだよ!何でだよ!」
『それは…私の彼氏だから』
…。
二人の間に、長い沈黙が流れる。
「俺はな、別れてもずっと雨宮のことが好きなんだ!お前が望まなければ、一生別れるつもりはなかった!」
肩を掴み、校舎の冷たい壁に当たる。
「恥かかせてやるよ。今度は失敗しないからな」
『…え』
気付いた時にはもう遅く、私の制服に手が触れていた_____。
助けてよ、イザナくん…
_________
胸糞回ですみません…(汗)
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ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マンさん» ありがとうございます!楽しみにして下さるなんて嬉しいです(*‘ω‘ *)他のお話も時間があるときに更新していこうと思ってますので、是非よろしくお願いします!続編も近々上げる予定ですので、これからも頑張って続けます…! (2022年9月3日 22時) (レス) id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン - すいません。見るの遅くなりました!凄く良かったです!ずっと続きを楽しみにしていたので見れてうれしいです!本当に大好きです!ほかのお話も見させていただきます!これからも頑張ってください! (2022年9月3日 14時) (レス) @page48 id: b028cbeeeb (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!好きーーーーーーのお言葉嬉しいです(*ノωノ)あともう少しで続編作りますのでお楽しみに!頑張ります…! (2022年8月27日 11時) (レス) @page46 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン3 - ちょっと、急ぎの用事があって時間がないので、感想を短くまとめます。 すきーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!! これからも頑張ってください! (2022年8月26日 23時) (レス) @page46 id: c03225e7d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!確かに依存してますね…。実はもうオチは決めているのですが、パート3を作らなければ完結できそうにありません(^-^;更新頑張ります! (2022年8月21日 14時) (レス) @page44 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆあめ | 作成日時:2022年4月27日 21時