この時代にラブレター 2 (ページ18)

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ラブレター68 ページ18

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「はぁ…もうなに」

さっきの永瀬くんといい

喋ってくれない神宮寺くんといい

2人とも腹立つ！

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他の人に接客してるうちに

あの３人はもう帰ってしまったようで席が空いていた

なんだ、言ってくれたらよかったのに

と思いながらテーブルを掃除していると

キッチンの人が走って私のところへ来て

「お皿足りなくなったから取ってきて！」

そうお願いされた。

人も落ち着いて来たからいいやと思って OKを出すと

お皿が置いてあるのはこの教室から少し遠い

あの空き教室だそう

この状態でいくのはなんだか心が痛い

けど

お願い受けたし行かなければ…

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ゆっくりでもいいよって言われて

本当にゆっくり歩いた

まだ見てなかった他のクラスの出し物をすこし廊下から除きながら歩いた

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いつもより時間がかかって付いた空き教室は

賑やかな雰囲気が一つもなく

なんだか寂しそうだった

電気もついてなかったか

誰もいないだろう

そう思ってドアを開けた

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暗くて分からないけど

きっと誰もいない

そう思って電気をつけた

すると……

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「……神宮寺くん………………」

荷物がいっぱいの空き教室の真ん中に

上を向いて寝転んでいる神宮寺くんがいた

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神宮寺くんはゆっくり私の方を見た

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