神覚者補佐官、固有魔法の発動条件ハグらしい (ページ5)

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ーEntrusted workーⅢ ページ5

貴方side

「では、1つ目」

…ゑいくつもあるの？

「…不満そうですが、続けますよ」

長い説明を受けたが要約すると、

・謎に増えすぎた魔物の退治
・試験の補佐

しかも、謎に増えすぎた魔物の退治はレイン君とだし、オーターもいる

しかも明日だ

『それって固有魔法使わなきゃダメですか』

「もちろんです」

皆さん、(題名の通り)知っていると思うが私の固有魔法の発動条件はハグすることなのだ

あぁ去らば私の人生

『…分かった、引き受けるよ。とりあえず今日はお開きにしてディナーでもどう？』

「…ああ、そうだな」

私達は行きつけのバーに行くことになった

**

オーターside

『ほれれさぁ、ひんひあにまたちゅーいさえてさぁ(それでさぁ、シンシアにまた注意されてさ)』

完全に悪酔いしている

「はいはい、よく分かった。今日は部屋まで送ってやるから帰るぞ」

彼女を背負うようにしておぶる

『いやら、まらのめぅよ(まだ飲めるよ)』

　
もう呂律が回っていない彼女を見て可愛いと思ってしまうのは年のせいだろうか

「…どう考えてももう飲めないだろ、帰るぞ」

**

暫く歩いた頃寝ていたAが目を覚ました

昔から酒に酔うと面倒だった、がこうして時間がたつと

『おーたー、きょーおーたーのとこ泊まる』

甘えてくるのだ

これを楽しみにしている私は、性格が悪いと自分でも分かる

「ほら、ついたぞ」

自分のベッドにAをおろす

『んん、』

今日はソファーで寝るか

貴女side

目が覚めたら柔軟剤の匂いに包まれ見知らぬ天井があった

『えここどこ』

「覚えてないのか」

『はぁい、全く』

伸びながらこたえる

「昨日Aが泊まると言ったんだ」

まじかよ、

着替えとかどうしたんだろ

「…それはすまなかった」

『いや恥ずかしいけど…お目汚し失礼しました』

顔に熱が集まる

「…それはそれとして、もう10分で家を出るぞ」

オーターだって話逸らすんじゃん←

とりまきがえるか！

「忘れ物はないか？」

『いぇす！』

いってきますとお邪魔しましたをしっかり言って部屋を出た

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ｵｰﾀｰ「…泊まることには抵抗ないんだな」
Aが無防備過ぎて心配になったオーターさん(お兄ちゃん)