神覚者補佐官、固有魔法の発動条件ハグらしい (ページ4)

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ーEntrusted workーⅡ ページ4

貴女side

ｼﾝｼｱ「A様、予定が組めました」

やっぱり頼りになるよなあ

『はい、ありがとう！読み上げてくださいっ！』

ペンを動かす手は止めない

「はい、10時から会議、11時から試験内容の最終確認、12時から大量発生したサソリの討伐…」

などなど、休憩時間が1分もなさげな予定が…

ん、あれ、会議は10時からで今9時45分、、、

『急げシンシアｧｧｧｧｧ！』

**

なんていう１日だったんだ…

やっとの思いで自分のデスクに戻り資料に手をつけたが、ここから睡魔に負けてしまったようだ

「…さ………ま…よ」

なんか、聞こえるけど、音が鈍くて聞こえない

「様！…………すよ！」

本当に何を言っているか分からないんだシンシア…

『…ん？シンシア…！？』

「はい！そうです！シンシアです！A様！今、3時55分ですよ！」

なんかあったっけ？

「ええ！４時からオーター様とのお約束が！」

『アｧｧｧｧｧ！』

ハンガーからコートと帽子をとって

『行ってきます！皆お疲れ、また明日！』

ｶﾞﾁｬｯ

返事なんて聞かないまま出ていった

**

『ﾊｧﾊｧﾊｧ、、やっとついた』

行きを整えてからドアをノックする

現在、4時1分

『失礼しま、す。遅れて、ご、めんなさ…』

「大丈夫です、それより息が上がっていますが何かありましたか？」

どうしよう、居眠りしてしまったとか絶対言えない

「まあ、居眠りしてしまった…とかですかね。貴方なら」

いや積んだわおわたおわた

『…で、ご用件は？』

「また、そうやって話を逸らすのですね」

『いや、それほどでも…会話をするのが上手いとか照れちゃいますよ』

頬を人差し指の先で擦る

「褒めてませんし、皮肉ですよ。ひ、に、く」

えぇ、つらたん←

「ですが、お互い時間がありません。さっさと話してしまいますね」

『えぇ、よろしく！』