どうしようもなく好き。 【ジョジョの奇妙な冒険】

迎えに来たよ、《メローネ》 # ページ2

最近その、常に視線を感じる。仕事帰りにも誰かにつけられているのような気がする。

気の所為と、信じたい。





｢先にあがります、お疲れ様でした。｣


｢はーい｣



ふぅ、やっと家に帰れる。ここから私の家は大体徒歩で15分程の場所にある。本当は自転車で行ってもいいのだが、運動がてら歩いて行っているのだ。


家に着いたらさっさとご飯食べてお風呂に入って、寝よっと。仕事は中々楽しいのだが、結構疲れる。




｢……っ！｣



気を抜いた瞬間、感じた。まただ、また、あの誰かにつけられているような感じと、視線。


早歩きしても、走ってもずっと感じる…いや、後ろから誰かつけてきている！



｢はぁ、はぁ…なんなの本当に…！｣



恐怖で震える手で誰かに来てもらおう、と携帯を取り出すと、背後から青年が声を掛けてきた。



｢あの、大丈夫ですか…？ハンカチ落ちてましたけど。｣



金髪の髪で片方の目が隠れた青年が私のハンカチを差し出して来た。

だ、誰だろう…？まさか…いやそれはない、はず




｢…あっ、私のハンカチだ！すみません、ありがとうございます。私は大丈夫ですので…｣


｢いえ……俺で良ければ力になりますよ。｣




眉を下げ聞いてくる青年……私はこの青年に、頼ってもいいのだろうか？正直に言うと、強がっているが私は恐怖で今すぐにも腰が抜けそうなのだ。

頼れる友人もここに来るまでに20分以上かかる。




この青年に、頼ってみよう


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