花降る夜に《hirano.sho》

＿ ページ10

マネ「紫耀〜！打ち合わせがあるから来て！」



オフだと思っていた日。

貴重なオフだから、ちょっと遠出でもしようと思ったのに…




マネージャーに呼び出された。


「…なに、垣野さん」



垣野さんは俺を見ると、嬉しそうに駆け寄ってきた。






「ゴメンな！オフなのに…」



俺の、二人いるマネージャーの中でも頼れる方の垣野さんだから、それなりの理由があったんだなと仮定する。






垣「別に…メールでも話せることだったんだけどね。
紫耀に会って、しっかり伝えたかったからさ」





「え？なんですか」






.








垣「紫耀、今年の夏のドラマ…主演決まったよ！」





「…えっ、マジですか！」







垣野さんと喜びあう。

ピョンピョン飛びながらハイタッチする俺に着いていけてないみたいだけど…






垣「それだけなんだ。紫耀と顔を合わせて伝えたかったからさ」





申し訳なさそうに肩を竦める垣野さん。





「大丈夫です！こんなお知らせなら毎日来てください！」



垣「お前倒れるぞ」









垣野さんとは、食事もせずにすぐに別れた。、








…









ル「わぁ、久しぶりっ！紫耀！」



向かったのは……








彼女の、ルナの家だった。





Aが頭から離れないのに何故彼女がいるかって…







断れなかったから。








いざ断る！って時に、馬鹿すぎて上手く断れなくて



強引に詰め寄られて…








そのまま付き合う流れになってしまったのだ。




好きな子とのスキャンダルも怒られるのに…





好きでもない子とのスキャンダルはその倍は怒られるだろうな、

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