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「そうだ、ルナちゃん!俺ね、この夏のドラマ決まったんだよ!」
ル「えぇ?おめでとう!」
ニコニコしながら俺を見上げるルナちゃん。
身長が150センチちょっとしかない、ルナちゃんは上目遣いが上手い。
思わず抱きしめたくなるような、そんな顔で見つめてくる。
ル「因みになんのドラマなの?」
「んーと、ちょっと待ってね」
ル「覚えとらんのかい」
ルナちゃんの華麗なツッコミをバックに、垣野さんからのLINEを確認する。
えーと、ドラマのタイトルはっ……
「花降る夜にってやつだ!」
俺がそう言うと、ルナちゃんは目を丸くした。
ル「待って!それ、私も出るやつ!」
そう言ってから、そばに立ててあったカレンダーに目を通して、「うん、そうだ!」と頷く。
「まじ?!」と叫んで、そのカレンダーを覗き見ると確かに《8/5、花降る夜に撮影開始日》と書いてあった。
「うわっまじだ!」
ル「わぁ、やったあ!紫耀とまた共演できるなんて夢みたい〜!」
俺の胸に飛び込んでくるルナちゃん。
受け止めるけど、やっぱりなにかが頭をよぎる。
いや、馬鹿俺、余計なことは考えるな。
優しく「俺も嬉しいよ」と笑い返すとルナちゃんは本当に嬉しそうに笑った。
その笑顔の眩しさと言ったら。
ル「しっかしこのドラマ、ドラマチックだよねぇ。結婚式に乗り込んてく主人公カッコ良すぎでしょ」
しっかり原作を読んだらしく、ルナちゃんはそう言って目を閉じる。
「なに、憧れなの?」
ル「んー、そんなスリルは求めてないよ。
好きでない人との結婚式なんか挙げるわけ無いし!だから乗り込む必要なんか無いもん」
ルナちゃんはにやっといたずらっぽく笑う。
それは…俺に向かって言ってるの?
俺は………どうすべきなの?
ルナ「紫耀と結婚できる日が来るといいな」
「…そうだね」
ルナ「もう紫耀以外に考えられないくらい紫耀のこと好きだからね私。」
「俺もだよ」
.
……たぶん。
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Lara^^(プロフ) - ミツキさん» ありがとうございます!嬉しいです~! (2021年6月4日 22時) (レス) id: 7e89075c9d (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ(プロフ) - はじめまして、ミツキと申します。このお話最近読み始めましたがもう虜です。応援してます(^-^) (2021年6月4日 14時) (レス) id: cef3d2c4a8 (このIDを非表示/違反報告)
Lara(プロフ) - らなさん» ありがとうございます!頑張ります (2021年5月22日 9時) (レス) id: 7e89075c9d (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - 始まり方から好きです…!頑張ってください!! (2021年5月22日 9時) (レス) id: b601aaaf98 (このIDを非表示/違反報告)
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