検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:12,198 hit

_ ページ12

「そうだ、ルナちゃん!俺ね、この夏のドラマ決まったんだよ!」


ル「えぇ?おめでとう!」


ニコニコしながら俺を見上げるルナちゃん。
身長が150センチちょっとしかない、ルナちゃんは上目遣いが上手い。

思わず抱きしめたくなるような、そんな顔で見つめてくる。


ル「因みになんのドラマなの?」

「んーと、ちょっと待ってね」

ル「覚えとらんのかい」



ルナちゃんの華麗なツッコミをバックに、垣野さんからのLINEを確認する。
えーと、ドラマのタイトルはっ……


「花降る夜にってやつだ!」

俺がそう言うと、ルナちゃんは目を丸くした。



ル「待って!それ、私も出るやつ!」



そう言ってから、そばに立ててあったカレンダーに目を通して、「うん、そうだ!」と頷く。
「まじ?!」と叫んで、そのカレンダーを覗き見ると確かに《8/5、花降る夜に撮影開始日》と書いてあった。



「うわっまじだ!」

ル「わぁ、やったあ!紫耀とまた共演できるなんて夢みたい〜!」


俺の胸に飛び込んでくるルナちゃん。
受け止めるけど、やっぱりなにかが頭をよぎる。

いや、馬鹿俺、余計なことは考えるな。



優しく「俺も嬉しいよ」と笑い返すとルナちゃんは本当に嬉しそうに笑った。
その笑顔の眩しさと言ったら。



ル「しっかしこのドラマ、ドラマチックだよねぇ。結婚式に乗り込んてく主人公カッコ良すぎでしょ」


しっかり原作を読んだらしく、ルナちゃんはそう言って目を閉じる。

「なに、憧れなの?」

ル「んー、そんなスリルは求めてないよ。
好きでない人との結婚式なんか挙げるわけ無いし!だから乗り込む必要なんか無いもん」


ルナちゃんはにやっといたずらっぽく笑う。
それは…俺に向かって言ってるの?





俺は………どうすべきなの?



ルナ「紫耀と結婚できる日が来るといいな」

「…そうだね」

ルナ「もう紫耀以外に考えられないくらい紫耀のこと好きだからね私。」

「俺もだよ」









.









……たぶん。

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)


←_



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
115人がお気に入り
設定タグ:平野紫耀 , キンプリ , Lara
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Lara^^(プロフ) - ミツキさん» ありがとうございます!嬉しいです~! (2021年6月4日 22時) (レス) id: 7e89075c9d (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ(プロフ) - はじめまして、ミツキと申します。このお話最近読み始めましたがもう虜です。応援してます(^-^) (2021年6月4日 14時) (レス) id: cef3d2c4a8 (このIDを非表示/違反報告)
Lara(プロフ) - らなさん» ありがとうございます!頑張ります (2021年5月22日 9時) (レス) id: 7e89075c9d (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - 始まり方から好きです…!頑張ってください!! (2021年5月22日 9時) (レス) id: b601aaaf98 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Lara | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年5月22日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。