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いや俺、彼女居ないとは言ってないからね?
Aが好きだけど、彼女が居ないわけではない、んだよ。
ルナちゃんは有名な女優で、ルナちゃんファンも多い。
そんな人気女優と付き合えてるんだから、喜ぶべきなんだろうけど…
やっぱり俺は、A一筋なんだよなぁ……
ルナちゃんの家に来てるときも、
ル「よく来たね、ほら外じゃ撮られるかもだから早く入って」
ルナちゃんは俺を家に入れると、早速抱きついてくる。
「はっや」
ル「仕事に疲れてるんだから良いでしょっ」
にこりと笑う君は、確かに可愛い。
俺だって…その笑顔を見るたびに、ほんの少しずつ心がゆれてしまうのだ。
Aより、この子のほうが良いんじゃないかって。
ル「紫耀が来ると思ってね、クッキー焼いておいたの!
食べてみてくれない〜?!」
彼女が差し出してきたのは、ふっくらしていて見るからに美味しそうなクッキーだった。
形も動物の形をしていて、ラッピングも丁寧。
そういや中3のとき…
俺はAはバレンタインのクッキーの毒味係になってたんだっけ
Aがバレンタインの日に、「これあげる、毒味して」なんて隠さずに言うものだから…
Aは他のやつに上手なのをあげたくて、失敗作を俺に押し付けてきただけなんだろうけど。
俺にとっては、形も不格好で若干焦げているあのクッキーを食べるのが勿体なくて一週間玄関に飾ったんだよな、笑
好きな子から貰ったのって、なんでも嬉しいんだね。
「うまっ」
ル「ほんと?!良かった…料理苦手だからさ…」
「いや…これで苦手だったら俺どうなんの?」
謙遜してニコリと笑うルナちゃんにまた惚れそうになって慌てて頭をふった。
Aのことを忘れるな俺!
浮気すんな馬鹿。
…あれ?
逆?
ルナちゃんがいるのにAのこと考えること自体が浮気なのか?
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Lara^^(プロフ) - ミツキさん» ありがとうございます!嬉しいです~! (2021年6月4日 22時) (レス) id: 7e89075c9d (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ(プロフ) - はじめまして、ミツキと申します。このお話最近読み始めましたがもう虜です。応援してます(^-^) (2021年6月4日 14時) (レス) id: cef3d2c4a8 (このIDを非表示/違反報告)
Lara(プロフ) - らなさん» ありがとうございます!頑張ります (2021年5月22日 9時) (レス) id: 7e89075c9d (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - 始まり方から好きです…!頑張ってください!! (2021年5月22日 9時) (レス) id: b601aaaf98 (このIDを非表示/違反報告)
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