22、シニガミレコード�� ページ25
化け物side
ザッ
「もう小鳥のさえずりすら聞こえなくなった・・・」
今私はどれほど深くの森に来ただろうか・・・。
凝らしていい場所が見つかったのはありがたいがな。
「この世で一番注目されない場所」
そんな場所を求め、私は海を渡りこの島国へ辿り着いた。
『おい！お前はこの船から降りろ！！』
『は？お前は何を・・・うわぁぁぁぁ！！』
バシャッ！！
・・・・・・・
とそれにしても途中、船の上から投げ出された時はどうなるかと思った。
溺れ死にこそしなかったが、なんにせよこれだけ苦労してやってきたのだ。
これで何の変哲のない場所に行きついたら、どうしてくれようか・・・。
ガサッ・・・
目の前に広がるのはいろいろな草木。
忘れ出られたかのように置いてある岩。
それがちょうどよく、日に照らされている。
「わ・・・
ぴったりではないか！」
息を弾ませ、ガサガサと音を立てながら歩く。
ザザッ・・・
風が吹き、木が揺れる。
まるでこの世界から忘れ去られてしまったかのような
悠久の静寂に満ちた不思議な場所・・・
私は大きく手を広げる。
「決めたぞ
今日からここが私の居場所だ」
・・・いや、まてよ
「・・・・・・しかしそうと決まれば・・・」
私はさっきの岩にちょこん、と座る。
「住処がほしいな。
せめて雨風を凌げるぐらいのやつが
人間どもの住む『家』とかいう奴は確か
随分と難儀な作り方をするんだったな。
この身1つであれを作るのは少々無理があるか。
待てよ、そもそも1人で暮らすのだったら
そんな体操なものでなくてもいいのか・・・？」
まぁ、なんにせよ雨風を防ぐにはある程度の資材がいるな。
運ぶか？
いやいやあり得ない辛すぎる
だが暑いのにも寒いのにも耐えられん・・・
だが・・・・
だが・・・・
このように考えをして、顔を上げるともう周りは薄暗くなっていた。
「はっ！」
いかん、また考え事に没頭してしまった・・・
特に名案が浮かぶわけでもないし、
このまま時間ばかり無駄にしてしまうな・・・。
「はぁ・・・しょうかない、やるか」
？「やるってなにをだい？」
こいつは何を言い出す。
そりゃあ家を建てることに決まってる。
まぁ、そこまで立派なものは無理だが、多少ゆったりできる程度の奴を・・・
・・・・・・ん？
私は勢いよく振り返る。
「え！？わっ！！？？」
私は思わずしりもちをつく。
私の目の前に居たのは
人間だった。
更新：さゆな
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サユアナ - 魔理さん» 返信遅くなってしまい申し訳ないです……いやぁ、続きが気になるだなんて嬉しいですｆ^^*)これからも、頑張りますっ(≧ω≦) (2019年3月21日 22時) (
レス) id: d26eaba714 (このIDを非表示/違反報告)
魔理 - 続き気になる〜 楽しみです＾＾ (2018年6月8日 19時) (レス) id: 2e700a0865 (このIDを非表示/違反報告)
サユアナ - ユリさん» ありがとうございます！これから期待に応えれるよう頑張ります！！ (2017年11月5日 7時) (レス) id: 32b4c4b26f (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - 続きが楽しみです！これからも応援してます頑張ってください(｀・∀・´) (2017年10月22日 20時) (レス) id: ee2faa79c0 (このIDを非表示/違反報告)
サユアナ - あぷりこっとさん» なるほど！教えていだきありがとうございます！そして絵、楽しみにしときます！ (2017年7月28日 21時) (レス) id: 45266b8532 (このIDを非表示/違反報告)
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