メンバーごっこ 2 (ページ28)

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《宏太SIDE》

知念があわてて部屋に入ってきたと思えば

侑李「薮君今すぐ来て!早く！」

なんて言いながら腕を引っ張る

「待って、落ち着けって！どうしたの？」

侑李「Aが、ジャニーさんに会ってきたって...大事な話があるって...」

「わかった、行こう」

正直、聞きたくない。
聞いちゃいけないことの気がして
やめるって言葉なんじゃないかって不安...だけど俺が逃げちゃいけない。

リビングにいたみんなの顔はすごい曇ってた

圭人「やめたりしないよね」

「あいつを信じよう」

Aがきて、

A「あのね、話があるの。」

って言った
聞きたくない。

「一つ聞いていい？悲しいことじゃない？」

気づけばこんなこと言ってた

A「わからない...人によっては悲しいことかもしれないし嬉しいことかもしれない」

どういうことだ...
とりあえず聞こう

A「今日、ジャニーさんに呼ばれて話してきたんだけどね...私関西に行くことになった」

行くってどういうことだ？グループ移るのか？
光が思ってたこと聞いてくれて

「もう一週間後にはいかなきゃいけない...あっち行ってみんなと話し合いとかしなきゃだしダンスとか覚えなきゃだし...曲のパートわけとか衣装とかもだし」

って言われたときに本当に行くんだなって実感した

往復するって聞いたとき正直反対だった
でも、応援してほしいなんて真剣な目で言われたら誰も止めれなかった
いや、止めたくなかった

「みんな、今日は送別会やるか！」

酒のチカラを借りたら見送れるかもしれない
そしたら本音も言えるかもしれない