メンバーごっこ 2 (ページ23)

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《大貴SIDE》

薮から指示が出て俺らは少し遠くを探してた

「圭人見つけた～？」

圭人「こっちにはいないよ」

「あ、あれAじゃない？」

圭人「行ってみよ！」

近づくにつれてAなことがわかってきた
それはすごい笑顔で俺は少し嫉妬もした
俺にはあんな顔見せたことないのに

圭人「電話忘れた！電話して！」

「あ、する！.....もしもし？俺！みつけた！今すぐ来て！...え？どこって？あ、○○にきて！」

圭人「探したんだよ...」
なんていう圭人
馬鹿、顔が怖いから怒ってるように見えるぞ

A「ごめんなさい...」

そういうAの顔からはさっきの笑顔なんて消えていていつものおびえてる表情だった

そんなことしてるうちにみんなが集まった

A「勇樹君と話してたらこんな時間...でってあれ？」

勇樹くん？誰それ
Aを笑顔にしてたのはその男なの？

A「さっきまでここにいたんだよ？圭人も大ちゃんも見たよね？」

残念ながら俺は見てない

伊野ちゃんの発言で家に帰ることになった
帰ってる間誰一人話さなかった

家に入った瞬間質問攻めにあってるA

侑李「やめるの？」

龍太郎「家出？」

A「なんのこと？」

雄也「しらばっくれんなよ！」

宏太「お前ら落ち着け。まずAは自分がなにしたかわかってる？」

A「わかって...ます。連絡もせずに遅い時間までふらふらしててみんなに迷惑かけて心配かけてごめんなさい」

裕翔「別に心配はしてないし」

よく言うよ。探さなきゃって一番にいったのは裕翔だろ(笑)

涼介「しかも男といたんだろ？」

侑李「いちゃいちゃしてたんだ。一人がいいっていったのはそういう意味だったんだね」

A「違う...本当にたまたま知り合ったの」

そういうAを信じる者など誰もいなくてみんな暴力を振るっていく

俺はなにもできなくてただただやられてるAを見てた
いつもは止める涼介も今回は立ち尽くしてる