赤葦くんと佐藤さん【ハイキュー】

先輩25 ページ25

孤「ねぇ、俺抜けていい？」


木「王様ゲームって何すんだ？！」


及「及川さん早くバレーしたいな〜」


日「大王様と一緒…!!」


天「何コレちょー楽しそうじゃーん」


二「何で俺が……」




うん、私も抜けたい。

木兎はうるさい。

及川くんウインクもうやめて。

日向くん落ち着いて。

天童くん目が怖いです目が。

君の気持ちがよく分かるよ二口くん。


『でもまともな人が3人もいて良かった』


「うちの主将がすみません」


岩「及川のことは無視してくれ」


瀬「不安しかない…」


混ぜるな危険、な人が揃ってしまった。

もう非常に私は怖い。

でも常識人が3人もいる。

私、生きて帰れそうです。


「じゃあそろそろ始めますか」


岩「だな」


副主将って何でこんなにも真面目なのだろう。

頼りにできるのだろう。

それに比べて主将どもは……。


木「結局王様ゲームって何だ？！」


及「可愛い子いないかな〜」


二口くんはいいよ。

2年だし。

全然まともだし。

問題はこの2人。

一応主将なんだよね？


『私烏野の澤村くんみたいな主将がいい』


「同感です」


岩「同じく」


瀬「君らの主将どんだけだよ」


さて、王様ゲームやりますか。


『はーい、みんな棒引いてー』


全員が引き終わり、


「「王様だーれだ？」」


日「はいっ!!」


日向くんか。

いいね、1年生。

若さを感じるよ。


日「じ、じゃあ、3番の人肉まん奢ってください！」


なんて可愛らしい命令なのだろう。

こんな王様だったら私一生ついてくよ。


『3番だれー？』


及「えー、俺が奢るのー？」


瀬「命令だからな」


そうだそうだー。


及「まぁ、及川さん優しいから奢ってあげる」


何この上から目線。

腹立つわー。


岩「お前親睦深める気あんのか」


及「ない☆」


ドガッ


今の音は、岩泉くんが及川くんの鳩尾を殴った音。

私も殴りたかった。

でも岩泉くんがやってくれたので、手間が省けた。


及「岩ちゃん何すんのさ!!」


岩「本能がな」


及「本能!?」


みなさん、大ニュースです。

岩泉くんは、本能の赴くまま及川くんを殴れるそうです。

私もその本能ほしい。


及「ちょっと？！」


『あら、声に出てた』


及「バリッバリね!!」

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