２７...怒り ページ33
、
ﾊﾞﾀﾝｯ
、
私はあの後、
父と会話をする事もなく店を後にし
先生に腕を引かれ、そのまま家に帰ってきた。
A｢...先生...｣
家に入ったものの、
靴も脱がずその場に佇む先生。
銀｢.........｣
A｢...あの、｣
銀｢お前はもっと文句言っていいんだよ……言いたいこと言っていいんだよ...____ｯ｣
A｢...え、｣
銀｢なにが心外だよ...大事な娘？だったら泣かせるようなことすんじゃねぇよ...！｣
怒りで震えるその背中を、私はただ見つめることしか出来なかった。
正直、あの父の隣に居た若い女性と3人で暮らすということに、私は抵抗しか無かった。
そもそも偶然バイト先で父と居合わせなかったら、こんな話は最初から無かったんじゃないか。
でも、このまま此処に居座っていても何も解決しない気がした。
あんな人でも、
娘を1人置いて姿を消して他所に女を作るような人でも、
私のたった1人の父親には変わりない。
たった1人の家族。
だから、一緒に居なければという謎の使命感に囚われていた。
、
A｢_____...ッ___｣
、
でも、
私は、
今目の前で
私の代わりに怒りを顕にしてくれている
この人の、
、
A｢先生の___ｯ、そばに居たい....__！｣
、
涙をポロポロと流しながらやっと出てきたその言葉に、
先生は、一瞬驚いた表情をして振り向くと、
ふっ、と笑って
私の頭を優しく撫でた。
銀｢.........よくできました。｣
、
私を撫でる先生の手は
いつになく温かかった。
、
続く (更新停止中)
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凛 - とても面白いです！続き待ってます！ (2023年2月2日 13時) (
レス) @page33 id: 0db889cc25 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 2作目の続きも楽しみにしています！！ (2020年5月12日 21時) (レス) id: 88c621755d (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - はい！楽しみに待ってます！！ (2020年5月12日 21時) (レス) id: 88c621755d (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - ぽんずさん» ありがとうございます！コメント頂けてとても嬉しいです(^^) 徐々に更新していく予定ですので、楽しみにして頂けると幸いです♪ (2020年5月12日 21時) (レス) id: 7170045398 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 好きです！！！！めっちゃくちゃキュンキュンします！！ニヤけ止まらない！！更新頑張ってください！！！ (2020年5月12日 20時) (レス) id: 88c621755d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るい | 作成日時：2015年5月9日 18時
