僕を守ってくれるんでしょ？

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私「さて、学校はセキュリティー万全だし …

家に帰ってトレーニングでもしようかな」














さっきまでグク様が乗っていた後部座席の扉を閉めて




運転席に戻ろうとした時だった















「ニャー……ニャー…」











私「ん…？猫？」














車の下から仔猫の声が聞こえてきた


仔猫はそこをいい隠れ家だと思ったのか


いくら待っても出てきてくれなかった













なので私は仕方なく













私「こら、どきな。こんなとこにいると轢かれるよ

あんた死にたいの？」













私は車の下に潜って仔猫を追い払おうとしたが


私のことが怖いのか更に奥深くに避難してしまって


仔猫追い払い作戦は難を極めていた














そんな時

















ーバシッ！！！ー





私「っ？！？！？！」





？「お尻出して何してるのー？

いひひっ！面白いから叩いちゃった！！」









いつも冷静沈着なこの私が初めてパニック

と言うものを知った













そしてお尻のヒリヒリした痛みよりも











(え、この人お尻叩いた？え、叩いた？叩いたの？！)






意味が分からないという感情の方が大きかった









？「ん？おーいどうしたの？出て来なよ？」









私のお尻を叩いたであろう張本人は

私を車の下から引きずり出すと呑気に笑っていた










私「…」











未だパニックの私は地面を這い蹲りながら

このお尻叩きクソ野郎の顔を睨みつけた











(な、なんなのこの男頭おかしいの？！

初対面のしかも女のお尻をっ！

グク様にだって叩かれたことないのにっ！！)
















私はなんだか怒れてきて

この男に背負い投げをしてやろうと立ち上がった時だった










？「わぁお、ヌナ？かな？身長高いね？

おまけに美人さんだし…モデルかなんか？」












この男は私が背負い投げをするよりも先に

私の顔を除きこんだ









(こ、こいつ…できる？！)













TH「あ、俺ねーテヒョンね？ヌナは？

てかさっきから黙ってるけどどうしたの？

あ、警戒しちゃった？いひひっ！」

















私はこの男を徹底的に

無視してやろうと思っていた時だった


















「…ニャー」








私「あっ…」




































忘れてた。

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