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49 JN side ページ49

僕の両親はもともとジェヒョンさんの部下だった





『ソクジン…我慢してね?』




JN「はい…お母さん」







お母さんは僕の腕を取ると迷いもなく注射を打った








JN「っ………ぅぅぅ、あ、頭がっ」




『これはダメみたいだな』



『そうね』







頭がグラグラし、平衡感覚がおかしくなる
上手く立てない…思考回路もおかしくなってくる


お父さんとお母さんが僕の話をしているけどそれは決して僕を心配する内容ではなかった






JN「はぁ…はぁ…お、お母さん」




『大丈夫よ我慢してね』




JN「…うん」









今でも親とのあり方なんてよく分からないけど
小さい頃の僕はこれが異常だとは考えてもいなかった





そんな薬漬けの日々で僕の体はだんだんと悲鳴をあげていった









JN「お父さんっ…もうっ…無理だよっ」



『そんなことない、ジンなら大丈夫』




JN「い、嫌だっ…助けてっ」



『ジン、いいかい?これを我慢したらジョングク様の隣で仕事をすることができるんだ』




JN「…だれ?」




『将来を約束された人だよ。
お父さんとお母さんはジンに苦労して欲しくないんだ』









それが親のエゴだと思わなかった僕は両親の期待に応えたかった









JN「…はぁ…はぁ…」









でも僕は選ばれなかったみたいだ









JN「ひゅ…ひゅ…」









どんどん息が浅くなっていった
自分でももうやばいなんて思っても
その意思表示さえできないほど体の自由が利かなかった







JN「ひゅ…………ひゅ…」








僅かな意識で分かったのはお父さんとお母さんが僕の名前を叫んでいたこと









JN「……おとう…さん……おか……さん」









やっと…
やっと僕のことを心配してくれたんだ。

それだけで嬉しかった。
僕は2人に愛されていたんだ……………
























































JN「…っ!!」




え…生きてる?
もうダメだと思ったのに…
それに心なしか前より体が軽い気がする


僕は自分の体と病室を見渡した








…そうだっ!





JN「お父さんっ、お母さん!」






僕は病室の扉を開けた
すると









『君のお父さんとお母さんはもういないよ』




JN「…え?」




『君の後を追って死んだよ』








僕の後…?
それじゃあまるで




JN「…僕が死んだみたいじゃないですか」






そうだよと僕を見て微笑んだのは他でもないク・ジェヒョンさんだった

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。イル。2(プロフ) - なーなーRMさん» 本当ですね!!ご指摘感謝します! (2019年9月4日 20時) (レス) id: f38136f57d (このIDを非表示/違反報告)
なーなーRM(プロフ) - 36が2つあります!! (2019年8月29日 23時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
。イル。2(プロフ) - テテLOVEさん» ありがとうございます!!楽しみにしていただき光栄です! (2019年8月25日 12時) (レス) id: f38136f57d (このIDを非表示/違反報告)
テテLOVE - 最後、怖かったーーー!!! 更新頑張ってください!!楽しみです♪ (2019年7月14日 11時) (レス) id: 817c01a749 (このIDを非表示/違反報告)
。イル。2(プロフ) - cookyさん» ありがとうございます!励みになります!!頑張らさせていただきます!! (2019年6月20日 22時) (レス) id: f38136f57d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:。イル。 x他1人 | 作成日時:2018年9月9日 16時

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