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41 TH side ページ41

TH「ヌナー!これってなぁに?」


「これはねカバさんで、これがきりんさん!」






ヌナはあの小さい真っ白な世界で唯一俺に色々なことを教えてくれる存在だった



でも…



そんな真っ白な世界が真っ赤に染まる時があった









「うっ…うぅ…」




TH「ヌナ…大丈夫っ?!…うぅっ、ヌナぁ…」








実験が終わるといつもヌナの周辺はどんどん真っ赤に染まっていく


そんな姿を見るとヌナが死んでしまうのではないかと俺は毎回泣いた









「大丈夫…大丈夫だから…」



TH「…ほんと?」



「うんっ…テヒョン泣かないで?」








ヌナは自分より他人を大事にする人だった









TH「今日ね始めて僕たち以外の人を見た!

ジ二ヒョンって言うんだって!」




「その様子だと仲良くなれたみたいだね?

…良かったぁ」









こうやって自分より他人の幸せに幸せを感じる人だった



だからこそ









『こんなものなのかっ?!早く立て!!!!』



「…ご、ごめんなさい、ごめんなさい」









あんな大人たちの期待に応えようとして

ヌナは体もだけど心が徐々に壊れ始めていた









TH「ヌナー!遊ぼっ!」




「……………」




TH「ヌナ?」





「……………テヒョン…」





TH「なぁに?ヌナ!遊ぼっ!」






「………泣かないで……」









その時俺は泣いてなんかいなかった









ただ目の光を失ったヌナは俺でもないなにかを見つめては泣かないで泣かないでとうっすらと涙を浮かべた
















そしてこの時俺は気づいてしまった









いつも泣いていたのはヌナだったのだと。









俺に大丈夫、大丈夫泣かないでと言っていたヌナは
いつも泣いていたんだ









TH「ヌ、ヌナ…?」



「うわぁぁぁあ!!!!!!」



TH「っ?!?!」









ヌナは急に頭を抱えて叫びだすと

すぐに研究員が部屋に入ってきてヌナを取り押さえた









『ちっ、もうこいつはダメだ。っく…でも厄介だな…』








あらゆる優秀な遺伝を配合して作られた俺たちの体は理性を失えば
大の男が大勢集まってもなかなか取り抑えられない









そしてそんな惨事の中現れたのが















JK「….何してるの?」












この研究室の主人であろう


小さいチョン・ジョングクだった

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。イル。2(プロフ) - なーなーRMさん» 本当ですね!!ご指摘感謝します! (2019年9月4日 20時) (レス) id: f38136f57d (このIDを非表示/違反報告)
なーなーRM(プロフ) - 36が2つあります!! (2019年8月29日 23時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
。イル。2(プロフ) - テテLOVEさん» ありがとうございます!!楽しみにしていただき光栄です! (2019年8月25日 12時) (レス) id: f38136f57d (このIDを非表示/違反報告)
テテLOVE - 最後、怖かったーーー!!! 更新頑張ってください!!楽しみです♪ (2019年7月14日 11時) (レス) id: 817c01a749 (このIDを非表示/違反報告)
。イル。2(プロフ) - cookyさん» ありがとうございます!励みになります!!頑張らさせていただきます!! (2019年6月20日 22時) (レス) id: f38136f57d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:。イル。 x他1人 | 作成日時:2018年9月9日 16時

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