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「テヒョン…」
TH「ヌナっ！？どうしたのその怪我！！」
私は放心状態でテヒョンの名前を呼んだ
テヒョンは私をグク様のお屋敷の前で待ってくれていた
TH「ガラスが刺さってる…！
早く抜こう、俺たちは再生能力が高いから
早く抜かないと抜けなくなるっ」
テヒョンは私を車の中に入れ
助手先に座らせると応急処置を始めた
しかし今の私にはテヒョンの優しい声も手当てしてくれる感覚も届かなかった
「テヒョン…」
TH「…ヌナ？」
「テヒョンっ…私、わ、私っ…
みんなに酷いことしちゃった……
どうしようっ……」
ジンメイド長を怖がらせてしまったっ…
ホソクさんを泣かせてしまったっ…
ユンギさんを怒らせてしまったっ…
「ジョングク様を裏切ってしまったっ…」
TH「大丈夫だよ、そのうち慣れるよ。…ね？」
テヒョンは私を安心させようと
頭を撫でてくれた
その手はグク様とは違って薄くて大きな手だった
「私っ…何が正解か分かんない
グク様を裏切ってしまって良いのかな…」
私の存在意義はグク様を守ることで
私がいなくなる時もグク様のためではなくてはならないのに
こんな…こんな中途半端状態で良いのだろうか
ふわふわとした疑惑のままで良いのだろうか
TH「少なくとも俺はチョン・ジョングクを
恨んでる…。
だから俺はあんな奴らのところに
ヌナがいるのも許せることじゃない」
テヒョンは私の傷をとても慣れた手つきで
手当てをしていてくれている
「テヒョン…」
でもその手は怒りと憎しみで震えていた
この人をここまで憎しみで埋め尽くしてしまったのは辛い過去があるから
それはきっとグク様も無関係ではない
TH「よく言うでしょ？
身体の傷は消えても…
心の傷は無くならないって」
私がそうね…と言うと
TH「ヌナだってそうだよ。
ジョングクの言うことを忠実に聞いてしまうのだって、幼い頃にジョングク達に酷いことされたから…
その頃の恐怖が今でも心に染み付いてるからでしょ！」
あぁ…そうかと思った。
テヒョンの心の傷は一生消えることはないのだと
「教えてくれる？…テヒョンのこと」
私も自分の心の傷に気付く時が来たのだと
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。イル。2(プロフ) - なーなーRMさん» 本当ですね！！ご指摘感謝します！ (2019年9月4日 20時) (
レス) id: f38136f57d (このIDを非表示/違反報告)
なーなーRM(プロフ) - 36が2つあります！！ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
。イル。2(プロフ) - テテLOVEさん» ありがとうございます！！楽しみにしていただき光栄です！ (2019年8月25日 12時) (レス) id: f38136f57d (このIDを非表示/違反報告)
テテLOVE - 最後、怖かったーーー！！！ 更新頑張ってください！！楽しみです♪ (2019年7月14日 11時) (レス) id: 817c01a749 (このIDを非表示/違反報告)
。イル。2(プロフ) - cookyさん» ありがとうございます！励みになります！！頑張らさせていただきます！！ (2019年6月20日 22時) (レス) id: f38136f57d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。イル。 x他1人 | 作成日時：2018年9月9日 16時
