僕を守ってくれるんでしょ？

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「グク様、流石に私には…」




JK「そんなに遠慮することない」




「で、でも」







私とグク様はただ今ショッピングモールを
貸切にしてお買い物をしています


グク様がお買い物する際は安全を重視するため
どのような店も貸切でお買い物をなさります









「やっぱり私はスーツのままで結構ですので…」









ですがたかが私の服を買いに行くなどと言う理由で貸切になるのは




少しこそばゆい感じがいたします









JK「どこにスーツで遊びに行く奴がいるんだよ」






「で、でも私には到底払いきれないものばかり…」






JK「僕の財力を舐めているのか？」









自信満々にカードを見せるグク様








「そ、そんな！

グク様の大事なカードで私の服を買われるのですか？！」






もうここまできたらダンボールでもなんでもいいと
思っていると




グク様は深いため息をついて








JK「もうすこし自分に時間を使ってもいいんだ


Aは僕の所有物じゃなくて


もう友達だから」











いつも見るグク様とは

うって変わって穏やかな表情で私を見つめた









「そんなこと言われたらどうしていいか

分からなくなります」






JK「じゃあ、これはお願いだ


いつもと違うAが見たい。」








命令ではなく初めてのお願いをされたらもう




お手上げです









「はい、かしこまりました」




JK「うん、じゃあさっそく…ここからここまで


ぜーんぶ着てもらおうかな」





「ひっ、嘘ですよね？！」





JK「僕は冗談が得意じゃないけど？」








そのあとは自分が人形にでもなったかのように何着も着せ替えさせられた









JK「うーん、とりあえずこれはいいや」





『はい、かしこまりました。』





「グク様、私は本当になんでも大丈夫です」









でも凝り性のグク様には私の声は届いていないようで




あーでもないこーでもないとなんだかすごく楽しそうに私の服を選んでいるのを見て





私たちの関係が確実に変わってきているのを感じた









そしてグク様が選んできた１つのワンピースに目がいった






「それ…」




JK「あぁ、これ？


やっぱりAもいいと思った？」















そう言ってグク様が差し出してきたのは



紺を基調としたロングワンピース




女性らしい形をしていてところどころパールがあしらわれていた

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