獅子の秘策 ページ5
ルーチェモンの策により絶対絶命のピンチになった
竜帝エグザモン、その危機を救ったのは同じく
ロイヤルナイツの屈指の策略家“ドゥフトモン”
ドゥフトモンはその類まれな策士としての力を使いルーチェモンを追い詰める。
だがルーチェモンはドゥフトモンの策に勘付く
「思えば巧妙に隠していたが尻尾の動きが変だったな、この妙なしびれの原因はその尻尾だな」
その問いかけにドゥフトモンは頷く
「私の エアオーベルング に気づくとはさすがですね。ですが残念なことにもう既に貴公は特別製のエネルギー機雷に囲まれてます。どこにも逃げ場はありませんよ。」
それを聞くとルーチェモンは一瞬キョトンとしたが羽を広げて飛び上がる
「これは誘導か？余りにあからさまで戸惑ったが良いだろう、空中戦は私も得意だからな。せいぜい楽しませて貰おう」
言い終えると自らのデータを球状にしてドゥフトモンめがけてふりそそぐ
それは土煙が視界を遮るまで続けられた
そしてその土煙から石がルーチェモンめがけて飛んできた。
「フフフ、やはりこの程度ではやられないか」
そういうと翼で風を起こしその石と土煙を吹き飛ばした
石は空中でぶつかり合い広範囲のエネルギー機雷として発動した
だがルーチェモンは位置が高く機雷には掛からなかった
「やはりそう上手くはいかないようですね。本気を出さないと貴公には敵わないようですので本気を出させてもらいます。」
そしてルーチェモンの背後には今までの姿とは異なる聖騎士の姿のドゥフトモンがそこに居た
「それが本気か、面白い！この私にどれほど通用するかやってみるといい」
そういうとルーチェモンは攻撃に備えて体勢を整えた
そしてドゥフトモンはすぐさま目の前の敵に自身の最高速度の刺突を繰り出した
だがルーチェモンは全てを見切り防いだ
「これが本気なのか？まるで手応えのない。これでよく私の相手が務まると思ったな。私も舐められたものだ」
ルーチェモンは呆れた顔を見せながらドゥフトモンの攻撃をいなす
「おっしゃる通り、私1人では貴公には勝てません。ですが私の役目はあくまで貴公の気をそらすこと。
貴公を討つ役目は他にいます」
ルーチェモンはエグザモンが倒れていた岩の影を見る
そこにはアンブロジウスを構えたエグザモンの姿があった
「なるほど、たしかにエグザモンなら私を倒せるかもな、だがそれは攻撃が当たればの話だ」
ルーチェモンはドゥフトモンを睨みつけながら言った。
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デジモンレコード - ルーチェマンからは、波乱を感じさせます。 (2021年5月12日 22時) (
レス) id: dbae706d39 (このIDを非表示/違反報告)
デジモンレコード - 今回の章は時代劇小説の雌雄を決する戦いを感じた。ピリピリとした空気と懐に隠した余裕、お互いの心理戦もあってか、面白い。 (2020年11月9日 10時) (レス) id: dbae706d39 (このIDを非表示/違反報告)
しょう(プロフ) - 麦茶さん» バトルシーンの表現は出来るだけ良くなるようにこだわってるので褒めてくれてありがとうございます。この作品で竜帝とドラコモンを好きな人、デジモンがもっと好きになれるように頑張ります。 (2020年7月8日 20時) (レス) id: 415fd5c125 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶 - 表現の仕方がすごく上手ですし、ロイヤルナイツ小説で龍帝が主人公というチョイスが非常に新鮮で面白いです。今後も期待してます。 (2020年7月8日 20時) (レス) id: 5e552af1a7 (このIDを非表示/違反報告)
しょう(プロフ) - 第４話は文字制限が来て最後までかけませんでした。中途半端な終わり方してごめんなさい。第５話できちんと繋げられるようにします。 (2020年5月4日 3時) (レス) id: 415fd5c125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuBf8jEXJF1U25F | 作成日時：2019年3月19日 20時
