夜空の星。 (ページ6)

今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:7,789 hit

No.6 ページ6

福本「え……？」

大晴は、声出ちゃってるし、小島は状況が把握できてない感じ。

それは、私も同じ。

A「………」

良規「久しぶりやね」

A「……うん、」

良規「警戒心強いなぁ笑、

でも、変わっとらんでよかった」

A「そっちもね」

良規「まぁ、これからはクラスメイトでもあるから

よろしく」

A「っはあああああぁぁぁぁぁぁ」

小島「うぉっ、でっかいため息やなぁ、幸せ逃げんで」

A「もう逃げてる……」

福本「どうしたん〜〜〜」

あれから、正門良規には毎休み時間のように喋りかけられて、

その度にクラスから視線を送られ、小島と大晴には問い詰められ、

やっと昼休み。

正門良規は、先生に呼び出されてるから、今は話しかけられることはない

いつも通り、屋上で小島と大晴とお昼ご飯を食べる。

小島「なぁ、そろそろ教えてくれてもいいんやないの？

まっさんとどんな関係なん？」

福本「そうやで？、さっき久しぶりって言っとったやん」

A「ん〜〜〜、別にぃ？」

小島はイライラしてきてるし、大晴はそろそろ私を本気でヤバいやつだと思うっていうか目をしてる

A「まぁ、気にせんでも……」

「なに？まだいっとらんかったの？」

なんで……

小島「え、まっさん？」

福本「どうしたん？」

良規「Aに会いにきたんやけど？」

突然の登場に、戸惑いを隠せない私。

なんで、なんで、

良規「ね、A？

なんで言っとらんの？」

気づいたら、目の前にいて、

あぁ、本当に顔が整ってるなぁと思った。

人は、甘い罠にかかると、しばらく出てこられない。

知ってるはずなのに、

A「よしくん………」

嵌ってしまうのは、彼の魅力なのか。