夜空の星。 (ページ5)

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No.5 ページ5

小島「おい、お前なにしとん」

休み時間。

目の前には、大晴と小島がいて、

私は椅子の上で正座をさせられている。

なんでかっていうと、

正門良規が私の隣ってわかったから。

A「室ちゃん！！！

小島と席変えていい？ってか変えて！！」

突然のことに、巻き込まれた小島以外にも、クラス中が驚いていた。

小島と大晴、私と私の後ろの子が総じて交換。

とんとん拍子に進めていって、勝手に席を変えられた小島、

急におかしい行動を始めた私を心配した大晴に、尋問を受けている……っていう状況

小島「俺、前の席気に入ってたんやけど」

A「それはごめんやん。でも正門くん？と仲良く慣れてたからいいやろ？？」

小島「いや、俺の昼寝の質が落ちるやろ」

福本「いや、今心配すべきなのはそこちゃうやろ

Aどうしたん？急に席変わってなんて。」

小島「確かに、あのタイミングやとまっさんのこと嫌いですっていってるようなものやで」

だからそういってる…とは言えず、

A「ちょっと、ね」

きっと、彼らは知らない。

福本「A……」

「A！！！」

大晴が、私を呼ぶのと同時に、誰かの声が重なった

それは、誰でもない、

「もぉ、なんで逃げるん〜？笑」

優しい笑みを浮かべた、正門良規だった