君と僕と私と。 (ページ21)

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梅雨。　O.K ページ21

A「あぁ、もう！！」

彪太郎「おぉ、どうしたん急に、笑」

突然大声を出した私に、優しく微笑む彼は幼なじみ。

なんで家にいるかはさておき、

「もーだめ、やっていけない。なんで今日………

こんなに雨降ってんの？！？！」

「うわぁ、俺にはどうしようもないことやぁ」

私の叫びを聞いて、ケラケラ笑う彪太郎

「うぅ……梅雨なんてなくなればいいのに」

Aはずーーっと雨が嫌いだよねぇ、と他人事のようにつぶやく彼を、恨みのこもった目で見つめる。

彪太郎はこっちを見てないのに、どんな表情をしてるのかわかったように微笑んで、

「でも、雨は楽しいやん？Aと家でゆっくり本を読んだり、映画を観たりするの、俺割と好きやから。

それに、｣

「それに…………なに？」

やっと彼がこっちを向いて、その瞳に私を写しながら

「何かと理由つけてAの部屋に来れるからね」

こんな意地悪く笑った彪太郎と、彪太郎を見て熱くなった頬は、

知るはずもなかった。

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梅雨明けしちゃったけど許してください！！