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作者より 秘密39 ページ45

ここまで読んで下さった皆様、
ハート評価、お星様、本当にありがとうございます😭

お陰様でまたお気に入り登録者数1000人を超えることが出来ました!!


一度、超えさせて頂いたこともあったんですが、また減ったり…なんて事もあり、正直、書くの辞めようかなって時もあったんですが、それでも沢山の方に読んで頂いたり、高評価を頂いたりして、私なりに頑張って参りました。本当に、皆様には感謝しかありません。


と言う事で、続編を作られせて頂き、このお話で、【秘密主義者の恋人】第1作目を終了致します。


最後に、感謝という事で、秘密39の別バージョンを載せておきます。
本当に、ありがとうございました😭



________________

【秘密39 not 記憶喪失 if】


「ん…」



Aは目を覚ますと、ここが病室であることはすぐに判断した。
そして、左手に温もりと力を感じて目をやると、恋人である松田がAの左手を強く握りしめたまま寝ていた。
Aももう一度寝ようかと目を閉じかけたが、拳銃に撃たれた直後であることを思い出し、体を起こした。



「…ん、」
「あ…」



松田がAの左手を握る力を強くした。




「A…」




Aは松田が寝言で自分の名前を口にしていることに少し笑った。




「陣平くん…」




Aも同じように松田の名前を口にしながら、天然パーマのかかった髪に触れた。




「…Aっ!?」




その時、目を覚ました松田がガタッという音を立てて椅子から立ち上がった。




「心配かけてごめんね、おはよ、陣平くん」




そんな松田に苦笑しながらもにっこり笑って見せながらそう言ったA。
そのAを握ったままの左手を強く引き寄せて自分の腕の中で抱きしめた。




「ったく…ちゃんと家、帰ってこいよ…ばか」
「うん、ごめんね」
「Aが…居なくなったらって、怖かった。
情けないけど…すげー怖くて、居なくならないようにこうやって…ずっと握ってた」
「うん、ありがとう」
「記憶がないかもしれないって言われて、
もし、お前が俺のこと忘れてたらどうしようって、
記憶のなくなったお前に嫌われたらどうしようって、
柄にもねぇけど、本当に…怖かったんだよ…」





弱々しい松田の声にAは胸を痛めながら、自分よりも遥かに大きな背中に腕を回した。






「だからもう…絶対に居なくなんじゃねぇぞ、ばかA」






「…うん。大好き」







「俺は、愛してる」

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yuan_hina(プロフ) - solaさん» ありがとうございます!私本当は笑える系好きなんですよ()これからも頑張ります! (2022年6月5日 22時) (レス) id: 97066f6968 (このIDを非表示/違反報告)
sola(プロフ) - 27の"と思っていた()"でめっちゃ笑いましたwこれからも更新頑張ってください! (2022年6月5日 22時) (レス) @page31 id: f1728775b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuan | 作成日時:2022年5月21日 22時

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