検索窓
今日:68 hit、昨日:57 hit、合計:174,706 hit

秘密36 ページ40

Aと諸伏がspirit breaker'sに潜入して1ヶ月が経とうとしていた。




「そろそろ本格的に仕事を終わらせよう」




諸伏と降谷からの提案を受け、AがCIAの工作員である一ノ瀬彩に協力を申し出た。
目的が一緒だったため、速やかに協力が決まり、作戦を立てた。



そして、今日が作戦を実行する日だった。





「菊池さん」
「姫咲さん、どうかした?」




spirit breaker'sの主要メンバーである菊池蒼を含む幹部6
人程を呼び出した。




「私は公安警察の姫咲志乃。貴方達を詐欺罪含む凶悪犯罪の容疑で逮捕します。さぁ大人しく両手を出して。でなければ今すぐにでも撃つ」




本来ならばここで本名を名乗るのだが、何処から情報が漏れるか分からないので偽名のままそう言った。




「日本の警察がそう簡単に撃ってもいいのかよ」




幹部の1人がそう言う。
それを嘲笑うかのようにAが言う。




「残念ながら狙撃許可は降りてるのよ、貴方達がその気ならいつでも撃つから」




脅しではない脅しを幹部の連中にかましたAに舌打ちして幹部の数人が両手を出して膝をついた。



しかし、菊池はそうしなかった。





「残念だが俺は逃げるよ」




そう言ってビルの下に降りていく。



しかし、それをAは追いかけなかった。
下には信頼する2人の上司がいたからだ。




「待ってたよ、菊池さん」
「日本の警察を甘く見て貰っては困る」




待機していた諸伏と降谷が一斉に菊池を取り押さえる。




「くっ…」




最初は互角くらいで抵抗していた菊池だが、やがて2人の活躍で逮捕することが出来た。


上でもAと一ノ瀬で残りの幹部を全員逮捕。
CIAがその内の3人、公安が2人と菊池の身柄を確保することになった。




「やっと終わったね、A__」




そう思ったのも束の間__





「っ…Aっっ!!」





一ノ瀬が菊池に拳銃を奪われ、
その拳銃で菊池がAを撃った__
Aは咄嗟に避けたものの完全には避け切れず、腕に弾丸が命中。



真っ赤な血を流しながらその場に倒れた。
そんなAに駆け寄る諸伏と菊池を再度取り押さえる降谷、そしてその光景をただ呆然と見ることしか出来ない一ノ瀬。





「A…Aしっかりしろ!」





そんな諸伏の声掛けにも反応を見せなかったAは到着した救急車に乗せられて警察病院に搬送された。

秘密37→←秘密35



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (174 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
833人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

yuan_hina(プロフ) - solaさん» ありがとうございます!私本当は笑える系好きなんですよ()これからも頑張ります! (2022年6月5日 22時) (レス) id: 97066f6968 (このIDを非表示/違反報告)
sola(プロフ) - 27の"と思っていた()"でめっちゃ笑いましたwこれからも更新頑張ってください! (2022年6月5日 22時) (レス) @page31 id: f1728775b5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yuan | 作成日時:2022年5月21日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。