秘密36 ページ40
Aと諸伏がspirit breaker'sに潜入して1ヶ月が経とうとしていた。
「そろそろ本格的に仕事を終わらせよう」
諸伏と降谷からの提案を受け、AがCIAの工作員である一ノ瀬彩に協力を申し出た。
目的が一緒だったため、速やかに協力が決まり、作戦を立てた。
そして、今日が作戦を実行する日だった。
「菊池さん」
「姫咲さん、どうかした?」
spirit breaker'sの主要メンバーである菊池蒼を含む幹部6
人程を呼び出した。
「私は公安警察の姫咲志乃。貴方達を詐欺罪含む凶悪犯罪の容疑で逮捕します。さぁ大人しく両手を出して。でなければ今すぐにでも撃つ」
本来ならばここで本名を名乗るのだが、何処から情報が漏れるか分からないので偽名のままそう言った。
「日本の警察がそう簡単に撃ってもいいのかよ」
幹部の1人がそう言う。
それを嘲笑うかのようにAが言う。
「残念ながら狙撃許可は降りてるのよ、貴方達がその気ならいつでも撃つから」
脅しではない脅しを幹部の連中にかましたAに舌打ちして幹部の数人が両手を出して膝をついた。
しかし、菊池はそうしなかった。
「残念だが俺は逃げるよ」
そう言ってビルの下に降りていく。
しかし、それをAは追いかけなかった。
下には信頼する2人の上司がいたからだ。
「待ってたよ、菊池さん」
「日本の警察を甘く見て貰っては困る」
待機していた諸伏と降谷が一斉に菊池を取り押さえる。
「くっ…」
最初は互角くらいで抵抗していた菊池だが、やがて2人の活躍で逮捕することが出来た。
上でもAと一ノ瀬で残りの幹部を全員逮捕。
CIAがその内の3人、公安が2人と菊池の身柄を確保することになった。
「やっと終わったね、A__」
そう思ったのも束の間__
「っ…Aっっ!!」
一ノ瀬が菊池に拳銃を奪われ、
その拳銃で菊池がAを撃った__
Aは咄嗟に避けたものの完全には避け切れず、腕に弾丸が命中。
真っ赤な血を流しながらその場に倒れた。
そんなAに駆け寄る諸伏と菊池を再度取り押さえる降谷、そしてその光景をただ呆然と見ることしか出来ない一ノ瀬。
「A…Aしっかりしろ!」
そんな諸伏の声掛けにも反応を見せなかったAは到着した救急車に乗せられて警察病院に搬送された。
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yuan_hina(プロフ) - solaさん» ありがとうございます!私本当は笑える系好きなんですよ()これからも頑張ります! (2022年6月5日 22時) (レス) id: 97066f6968 (このIDを非表示/違反報告)
sola(プロフ) - 27の"と思っていた()"でめっちゃ笑いましたwこれからも更新頑張ってください! (2022年6月5日 22時) (レス) @page31 id: f1728775b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuan | 作成日時:2022年5月21日 22時