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秘密25 ページ28

【逢いたい】




Aがそうメッセージを送ると、すぐに既読がつき、松田からの返信が返ってくる。




【ポアロにいるからいつでも来い】
【待ってる】





それを見てすぐに走り出すA。
息を切らせ、肩で呼吸するAがポアロの扉を開ける。




「いらっしゃいませ」




同僚である降谷__もとい安室透にビジネス笑顔を向けられ、苦笑するA。
そんなAに入り口から離れたところにあるカウンター席へ行くよう促す安室。
Aがそこに目をやると誰もいない店内でただ1人、煙草をふかしている松田の姿があった。
店内だというのにサングラスをかけている彼に近づき声をかけるA。





「ここ、禁煙のはずでは?」
「…特別サービスだ」





サングラスをとり、煙草の火を消した松田はAに向き直り、その額にデコピンを食らわせる。





「いだっ」
「ふん、可愛くねぇな」





Aに紅茶を届けにきた安室が松田の隣に座るよう促し、
素直に座ったAに松田が口を開く。





「ったく、連絡も寄越さねぇで何やってたんだよ、A」






松田の口から聞いた自身の本名に思わず笑みがこぼれるA。
それを不服そうに眺める松田。




「笑えねぇよ、俺は」




慌てて笑みを消すA。





「電話は…消してたごめん。メールは…開いてなかった」
「…ごめんなさぁぁぁい!」





弁解したAに盛大に睨みを効かせる松田。
それにいやでも気づいたAがこれでもかという程謝罪の言葉を叫んだA。
思わず苦笑し「ま、いいけど」と似合わない言葉を口にする松田。





「で、俺とお前は今付き合ってんの?」
「何で?別れたでしょ」




疑問を口にした松田に答えたA。
それに一瞬呆気に取られるも、不服そうにする松田。





「…もう好きじゃねぇってか」
「そんなこと言ってないじゃん!」
「じゃあ何なんだよ!」





痴話喧嘩が始まる店内に客が入ってきたので静かになった。





「あぁ!志乃先生と松田刑事だぁ」
「…よりにもよって坊主かよ」
「コナンくん、こんにちは」





事件に毎度のごとく巻き込まれている小学1年生__江戸川コナンがやってきたのだ。
コナンは迷うことなくAの隣のカウンター席に座った。




安室にいつもの、と頼むと、コナンはAたちに話しかけてきた。

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yuan_hina(プロフ) - solaさん» ありがとうございます!私本当は笑える系好きなんですよ()これからも頑張ります! (2022年6月5日 22時) (レス) id: 97066f6968 (このIDを非表示/違反報告)
sola(プロフ) - 27の"と思っていた()"でめっちゃ笑いましたwこれからも更新頑張ってください! (2022年6月5日 22時) (レス) @page31 id: f1728775b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuan | 作成日時:2022年5月21日 22時

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