秘密10 ページ13
最愛の恋人だった姫咲志乃と別れてもうすぐ1週間が経とうとしていた。
現在絶賛傷心中の松田陣平のデスクに大量の書類が置かれる。
「ちょっと松田くん!ちゃんとこっちの仕事もしてよね!」
同僚にそう言われ、今は返す気力すらもないので、何も言わず書類を片付け始める松田に、強行犯三係の刑事たちがざわついた。
そんな松田を心配そうに眺めるのが、警察学校の同期の伊達航と萩原研二だった。
「本当に、大丈夫かねぇ、陣平ちゃん」
「だよなぁ、ちょっとヤベェよなぁ、」
かつて見たこともない同期の姿にどうしたものかと頭を悩ませる2人。
そんな2人の携帯にメールの着信が届いた。
萩原は降谷から、伊達は諸伏からだった。
内容はどちらもほぼ同じ。
『松田を連れて米花中央病院に来い』
病院、という単語にぞっとした2人だが、送られてきた人を見れば、その2人は無事だと言うことが分かり、ひとまず安心した。
とは言っても、一体何故なのかが見当もつかない。
不安を抱きながらも2人で松田を引きずるようにして、米花中央病院までやってきた。
ロビーで待つ降谷と諸伏を見つけ、周りの迷惑にならないように声を掛け、近付いた3人。
「んで、何で病院なんだ?」
伊達が降谷たちに向けてそう言うと、「着いてきてくれ」と言い、病棟の方へ歩き出した降谷にあとの4人が着いていく。
やがて、降谷は立ち止まった病室の扉を2回ほどノックしあけた。
そこにいたのは、沢山の管に繋がれた___
「…っ…志乃…っ…?」
松田の最愛の恋人だった姫咲志乃____もといAAだった。
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yuan_hina(プロフ) - solaさん» ありがとうございます!私本当は笑える系好きなんですよ()これからも頑張ります! (2022年6月5日 22時) (レス) id: 97066f6968 (このIDを非表示/違反報告)
sola(プロフ) - 27の"と思っていた()"でめっちゃ笑いましたwこれからも更新頑張ってください! (2022年6月5日 22時) (レス) @page31 id: f1728775b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuan | 作成日時:2022年5月21日 22時